私は、花は野にあれ、というポリシーなので、摘んだり刈ったりはしないのだが、やはり花は見えるところで愛でてこそ花、という一派もいて、そういう人たちは花を刈っては花瓶に挿し、または生けてみたりするのだ。どっちがよいのかはわからないのでそういう議論はさておき、まずは生けた花を写真にすることに挑戦してみた。こういう場合は室内で撮るので、光線の加減とかは難しいのだが…。
使用機材:キヤノンEOS Kiss DIgital X+EF-S60mmマクロ、EF-S18-55mm標準ズーム、三脚(SLIK U5000)
気を付けたいのは、絶対にフラッシュは使わないことだ。背後に不自然な影ができてしまうし、色合いも自然さが失われてしまう。だがフラッシュがないと、室内では光量が足りない。そこで、三脚を使うのは必須として、ISO感度を100に抑えた上で絞りをF/2.8とレンズがとれる最小にしてみた。そしてタイマー撮影をすると、ブレなく撮ることができた。基本と言えば基本だが、実はこういう撮り方は最近はじめたばかりだ。
正面から撮ってみる。ちょっと味気ない感じだ。また、生けてある場所の関係で、背後に余計なもの(金属のパイプ)が写ってしまった。気を付けないと…。
上から覗き込むようにして撮影。冒頭のは、これをもっと寄って撮ったもの。左上の白い花がしょげたようになっていた。気付かずに失敗。
正面から寄ってみる。フリージアを中心に、ガーベラなど。
レンズを変えて撮ってみる。同じ花でも、ずいぶんと発色が違って見えるから不思議だ(実は背景も違うのだが)。
植わっている花とはまた違った表情がある。これを生けた人物からは、何を表現したいと思ったのかは、聞き逃してしまった。残念。
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