そこは花を見るところ

花を見るところは、たくさんある。というか、どこでも花に溢れている。街を歩けば花に逢い、庭に出れば花に逢い、家の中にも花がある。だが極めつけは、花を見せるために花を植え、花を育て、手入れして、これ以上ない形で季節の花を楽しませる、植物園である。ある緑化基金の会員になっているので、植物園の招待券などが配られてくる。というわけで、好きな藤の花に逢いに行ってきたのは、神奈川県鎌倉市にある神奈川県立フラワーセンター大船植物園、である。

リンク: 神奈川県立フラワーセンター大船植物園

Oofuna_shokubutuen_01 花の文字盤の時計。

今回1時間もかけて車で出掛けたのは、藤の花を見るためだった。大船植物園の藤棚は2カ所にあるが、中央部にある藤棚は3種類の藤が植えられており、お昼をいただくにも絶好のスペースだ。ポピュラーなのは紫色だが、他にピンク、白などの品種がある。近寄ってみると、マメの仲間なのだなぁ、と思う。

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ピンク色の藤。

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白い藤。

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でもやっぱり藤はこの姿が最高。

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この植物園には、珍しいハンカチノキがある。中国原産というこの樹は、今でないと花が咲いているときに巡り会えない。運良く、花が咲いているときに逢うときができた。この花びらのように見える白いのは、実は萼であり、花は中央の黒っぽい部分だそうだ。こういうのってけっこうあって、ブーゲンビレアなんかもそうだ。

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売店の近くに、立派なヤマブキ、しかも八重の品種を見た。バラかしら?と思うようなあでやかさである。地面に這うように伸び、また反対側では池にまで垂れ下がり、それでも花を咲かせるのはすごいと思うのだ。

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バラ園があるが、まだバラの季節には早い。でも木香薔薇(モッコウバラ)がたくさんの花をつけてくれていた。このバラはトゲのない種類で、伸びれば数メートルにもなるという。

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大手鞠を久しぶりに見る。あじさいのように、萼が花びらのように見える。

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小手毬もある。大手鞠とはまったく違った種類で、かわいらしさはこっちの方が上かな?と思う。

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紅白のシバザクラ。名前にサクラが入っているが、バラ科ではなく、見た目どおり草である。でもこれはわーっと植えられている様は、壮観である。

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ほんの一部でもこれだけの量…。まだ続くのかしら、これ。

コメント

  1. 野の花 より:

    う~ん・・・植物園ですか・・・。こちらにもフォーゲルパークとか花回廊なんていう花の楽園があるのですが、私は行くのをためらっています。なぜって、どれもこれもこれでもかと言うほど美を振りまいて、私を混乱させますからね(笑)。
    藤の花の季節、とても綺麗ですね。上から花がザーッと下りて来る感じがいいですね。こちらも山に自然の紫色の藤が、大掛かりなツルになって花を付け始めました。ハンカチの木も、もう少しすると山でたくさん見られたと思います。まるで木にハンカチが引っかかっているような、不思議な木ですね。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    植物園などに行ったら、多分我を忘れてしまいますよ。何しろ、見せるためにそこに花が植えられているんですから。見ないでいろってのが無理な話です。笑
    でも、同じ種類のいろいろな品種の違いを楽しんだり、テーマを決めて見に行くには、いいですねぇ。
    藤といい、ハンカチノキといい、身近なところで見られるというのは、うらやましいですねぇ。

  3. 野の花 より:

    今、芝桜も地面に広がりつつありますね。いつも通る川辺の斜面も一日一日、白やピンクの芝桜の面積が増えて行きつつあります。近づいてみたら、とても良い香りに包まれました。
    私が花を見る所に行くのは、もう少し先に延ばそうと思います。身の回りだけで、今は間に合っています(笑)。

  4. なおさん より:

    野の花さん、
    身近な花が楽しめるのは素晴らしいことですよ。
    どうぞ存分に堪能して下さいね。

  5. 大地と野菜 より:

    薔薇・剪定について

    冬の剪定は目安として2月頃に行うのがいいでしょう。12月、1月は新しく出た葉は寒さに耐えられない為に枯れてしまったりする事があります。ですので寒さが少し和らいできた2月に剪定を行い、3月、4月の暖かい時期に芽が健康に成長できるようにしてあげます。