今回のお話は、はっきり言って気持ちのよいものではないので、そういうのが苦手な方はこの先に進むのはオススメできない。今回のお話は、内視鏡を体の中に入れる、というものである。しかも消化器系のアレな話も出てくる。というわけで、
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これを書いているのは7月9日なのだが、このひとつ前の休日は、異様に体がだるくてほとんど寝ていたのであった。普段、あまりこういうことはないのだが、一年の間に1日くらい、高熱が出たりするときがある。多分、たまった疲れが反乱を起こしてでもいるのだろうくらいに思っていたのだが、今回は状況が違ったのであった。
月曜は、早めに出て片付けなければならない仕事があるので、早めに起床したのである。あまり調子の悪い感じはなかったが、いつもどおりに用を足し、便器の中の成果物を見ると、何だか黒い感じがする。夕べの食事に海苔とかワカメとかあったっけ?とか漠然と思いつつ(汚くてスイマセン)、その日は特に気にすることもなく一日を終えたのであった。だが問題は翌日なのであった。
火曜は、多少は余裕があったので、ゆっくり目に起床したのである。で、いつもどおりに用を足し、便器の中の成果物を見ると、「く、黒い。真っ黒である。」ついでにいうと、便器にたまっている水まで真っ黒なのだ。「なんてこった、俺はついにタコかイカにでもなってしまったのか?」と思うくらい、イカスミをぶち込んだかのようになっている。こういうのは聞いたことがある、消化管の上の方で出血すると、こんな風になるんだよな。赤みがあれば、下の方なんだよな。いやでもまさか、「誰かが墨汁をこぼしたとか…?」なんてこともあるわけもなく、「う~ん、これは困ったことになりそうだ…。」とシャレにもならないことをつぶやきつつ、しばし様子を見るつもりでとりあえず出勤したのであった。
だがそれでは済まなかった。出社途中の猛烈な腹部の不快感の末、勤務先のトイレで用を足すと、そこにはまたイカスミが…。(こんなイタリアンが食えなくなったらスイマセン)バリウムを飲んで白くなるのはさんざん体験したが、黒くなるのは初めてだ。なんてのんきに構えていられないぞ、これは。ちょっとネットでググってみると、やはり胃か十二指腸が怪しいようだ。しかも出血の度合いによっては貧血症状が出たりするので、すぐに内視鏡による検査が必要ともある。これは胃かん、ということで社の人間に断り、最低限の用事を済ませ、通院のために早退することにしたのだ。ここで会議に出て、一通りの仕事を済ませて、明日にでも行こうなどと思っていると、「新館」で書いているような状態になるのだ。
手持ちの保険証がないし、家の近くの医院の方が安心できるということで、まずは帰宅し、保険証を用意し、適当な医院をリサーチすることにした(折しもこの日は,横浜地方は雷雨であった)。普段から医者にかからないので、こういった基礎知識がないのだ。で、近所に最近できたメディカルモールに消化器科の看板を下げているところがあったので、そこに出向くことにした。その医院のホームページの説明では、鼻孔経由の内視鏡が使えるのが売り物だそうだ。鼻と聞いて私はあまりいい気持ちがしないのだが、ものは試しで飛び込むことにした。
続きは次回。
コメント
突然の、思わぬ所から排出されたイカスミ・・・さぞ驚かれた事でしょう。そして、その暗黒色にジワジワと恐怖が襲って来たのでは?私も初胃カメラの際は、医師に「こりゃ痛いはずだ。3か所から出血してる」と驚かれた者です。よって、続きがとても楽しみです。
野の花さん、
それは驚きますよね、腔腸動物になってしまったのかと。普段見ないものを見ると、自分の体に何が起きているのかしら?と。周囲に話したら、話しただけで皆お腹の具合が悪くなったようでした。色の話は、イメージしやすいだけにダイレクトです。
野の花さんも、経験者なのですね。3つとは多すぎですね。何があったのでしょう。