「新館」の方を少しでも覗いて下さったことがある方は、私の幼少時の趣味が「BCL」であったことをご存じだろう。その「BCL」の世界においては神様と称され、世界的にも有名であった山田耕司氏が逝去されたとの知らせを聞いた。今でもしっかりとお名前を覚えている山田氏には、氏の執筆書のひとつであった「BCLマニュアル」(電波新聞社刊)などで大変にお世話になった。まだビギナーの頃、「BCLマニュアル」はバイブルであった。氏の紹介するたくさんの放送局を探し聴きまくった。カラー綴じ込みの「ベリカード一覧」を見ては、羨望のため息を漏らした。立派なラジオシャックの写真を見て、憧憬の念を抱いた。あの本がなければ、あの世界にあれほどのめり込むことはなかっただろう。
あの世界からはすっかり離れて、今は資料室のみを残すのみになってしまったが、記憶は鮮明である。
BCL資料室: なおさん亭::新館
ご冥福をお祈りします。
コメント
BCLの神様・山田耕嗣氏、逝去
BCLの世界でおなじみの山田耕嗣氏が 昨日8月19日夜、癌のため逝去されました。67歳でした。 関係者の方から情報を頂戴いたしました。 ありがとうございました。 通夜は8月22日18時から、告別式は8月23日11時から、 いずれも千葉県木更津市のセレモニーイシイです。 山田さんは、私が小学3年生の時、 書店でたまたま見かけた「入門BCLブック」の著者で、 私をラジオ好きに、そしてラジオの世界に導いてくださった 1番最初の方であり、先生であり、”恩人”です。 当時はその本をそれこそ肌身離さず持ち歩き、…