デスクトップPCを買い換える(1)

新年早々、またも「壊れる」系のネタである。壊れるときには、続くものだとつくずく思う。家の中で皆が使っているミニタワー型のデスクトップPCが壊れてしまった。このPCは、以前に組み立て記事を紹介したASUSのTERMINATER2-Pである。

このPCは、2004年の末頃に導入されたものなので4年にわたり使い続けられたものであるが、いろいろ食わせ物のマシンであった。静粛性はお世辞にもよいとは言えない。電源ファン、CPUファン、ビデオカードのファン(これはTERMINATOR2のせいではないが…)の3つのファンがやかましいハーモニーを聴かせてくれる。スイッチが切れたときの静寂感が、やかましさを物語る。

放熱でもどうかという点はあった。ファンは、CPUに付いているもの、あとは電源ファンが本体内部の空気流を受け持っている。この間、ビデオカードが1回死んでいる(正確にはビデオカードのファンが死んで、替わりを付けてみたが結局すべてお亡くなりになった)。それが2006年の末頃に来たと記憶しているので、さらにそれから2年が経ち、新たなトラブルが起きたわけだ。

今回の症状は、「いきなり電源が落ちる」というものであった。使っているといきなり落ちるので、怖くて使えない、という苦情が舞い込む。これは、CPUが加熱しすぎた際にも起きるので、放熱がうまくいっているか確かめるが、今は冬なのである。温度モニターを見てもそんなに温度が上がっているようには見えない。すると、CPU温度以外の問題か。

そうこうしているうちに、電源が入らなくなった。電源スイッチを押すと、電源ファンが少し回り、そしてすぐに止まる。これは、いわゆる「電源がいかれてしまった」というときの症状である。そっか、さすがにだめかと、一応電源ユニットを外し、可能な限りばらして内部のホコリなどをすべて掃除した。だが、症状は変わらないので、これはダメだと諦める。

こうなると、電源を交換しなければならないが、装着されている電源にはASUSのロゴが入っており、各種寸法を計測するとどうも標準品ではないようだ。そう、電源にも規格があり、寸法や電源容量などによっていろいろなタイプがある。標準品なら、マッチするものをお店で購入し、交換して使い続けることができる。だが、今回はそれも叶わないようだ。あとはメーカー(ASUS)から取り寄せるしかないが、そこまでやるか?という疑問が湧くのも事実。そこで、こそくな手段を思いつくが、それは次回。

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