市民の森巡り(番外編)―金沢自然公園(1)

今回は、市民の森巡り番外編として、市民の森へのアプローチでもある「金沢自然公園」を少し紹介したい。ただし、公園部というよりは、周縁の森という感じであり、実際、公園のゲートをくぐる前に脇道に入ってしまう。この道を進めば、「氷取沢市民の森」に至る。

このマップを見ながらだと雰囲気がわかるかも。

http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/green/enkaizan_map/enkaizan.pdf

高速川駐車場の脇の案内標識。右は、「釜利谷市民の森」を経て「能見堂緑地」に至る。これについては、すでに紹介した。

市民の森巡り―釜利谷市民の森(1)

左に進めば、「横浜自然観察の森」とあるが、道を選べば「氷取沢市民の森」に至ることができる。今回は、左に進む。

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撮影:キヤノンEOS 40D+タムロンA20E

おっと、いきなり「カメムシ」である。透けた葉に透けたようなボディ、羽化したてだろうか?種類は同定できなかったので、単に「カメムシ」である。

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左脇は公園のようになっているのだが、すぐ脇にはこのような鬱蒼とした道が。

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「サトキマダラヒカゲ」。ここまで寄っても逃げずに、モデルになってくれた。

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スズメバチの巣があるという樹を見ながら、急いで通り過ぎる、

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木の葉の上に揺れるもの。よく見たら、「ナナフシ」の幼虫である。こんなに小さくても、立派にナナフシである。

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ぐんぐん進む。

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木の上から、木のおもちゃをぶつけ合うようなからからといった音がするのが気になっていた。けっこう大きな音なので、鳥ではないと思っていたが、正体はこいつであった。タイワンリス、このあたりで急激に生息域を広げている帰化種である。普通の民家の脇あたりにもいるので、驚いた。

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急な階段を下る。逆方向から来たくないなあ、と思っていたら杖をついた老人とすれ違う。杖、いらないんじゃ?とか思ってしまった。不謹慎である。

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「ふるさとの森」。近くの小学生が植林し、保持されている。

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ここにあったのも、やっぱり「ハクウンボク」。結局、「エゴノキ」はないのか?

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ここを下れば、「氷取沢市民の森」へのアプローチとなる。

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この続きが、こことなる。

市民の森巡り―氷取沢市民の森(1)

さて、番外編、まだ続くのか?

コメント

  1. 野の花 より:

    緑にあふれた日記でしたね。ナナフシは不思議な生き物ですね。長い手足、何のためにこんなに?と思ってしまいます。タイワンリス、すっかり我が物顔で往行しているのですね(笑)。そうそう、最近リス=栗鼠なのだと知りました。しかもアメリカ人の日記に書かれていて「鼠の一種」なのかと思ってしまった、私は無知な日本人です。次にはうっそうとした草むらからヘビでも出て来るのでしょうか?

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    たったの一日の外出で、何日も書けるのだとビックリ。
    ナナフシはじめ昆虫は、なぜにこんな形、色、模様?ということはよくあります。
    リスは齧歯類なので、ネズミの仲間かと思っていました。そうではないのですか?それにしてもなぜ「栗」かと思いますが、思いつくところもありますね。
    次は無難です、多分。

  3. 野の花 より:

    いえいえ、私は「栗鼠」が「リス」と読めなかったのです。「栗ねずみ」と読んでいて、そういう鼠がいるのね状態。一方日本語を勉強中で、必死に日本語で日記を書いているそのアメリカ人は、日本では普通に「リス」を漢字で書いても誰でもわかると思っておられたらしいのです。「これからはリスと書きます」とのことでした(笑)。

  4. なおさん より:

    野の花さん、
    素晴らしい!そのアメリカの方の方が、文献に則り、基本に沿って表現していたと言うことですね。
    何でもカタカナでごまかしてしまう日本人こそ、考えを改める必要があるかもですね。

  5. 野の花 より:

    なおさんのその言葉を伝えてあげたいです。日本人は、漢字での表現が難しいので、つい片仮名で表現してしまいますよね。外国の人に教えられてしまいました(笑)。

  6. なおさん より:

    野の花さん、
    わかりやすさ、書きやすさとか、そんなものばかり優先して、言葉の持つ意味が伝わりにくくなっているのではないかと。
    そんなに堅苦しく考えなくても、何でそんな漢字で書くのか考えると楽しくもありますね。