さようならX、こんにちはX2

なんのこっちゃ?というタイトルだが、手持ちのキヤノン「EOS Kiss Digital X」を売ってしまい、替わりにキヤノン「EOS Kiss X2」を購入した、という話だ。

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このカメラ、デジタル一眼がブームの走りのときに、地元のショップでは手に入らず、帰省先のショップで何とか手に入れた、という愛着のあるものだ。EOS 40Dを購入するまで、約1年半にわたり、山野の撮影に付き合ってくれた。入門用でそれなりのものだったが、画質もよく、軽く、貢献してくれた。EOS 40Dを使い始めてからはお蔵入りに近いようになったので、処遇をどうしようかな、と考えていたところなのであった。

このままサブ機として使ってもよいのだが、キット付属のレンズ(28mm-55mm、55mm-200mm)が、今になれば相当チープで、手ブレ補正もなく、ほかにいいレンズを持っていれば活用の道もなく、だったらレンズ込みのキットとして売却してしまい、替わりにもっとよいボディだけ購入する、という方向を検討したのであった。

幸い、近くには中古カメラを扱うショップがあるので、そこの中古品ラインナップを調査した。すると、キヤノン「EOS Kiss X2」のボディのみがあるではないか。ちょうどよい、ということで、そのショップにXを持ち込んだ。この日はジムに通う日だったので、そのまま預けて、帰りに査定結果の受け取りと、新しいカメラの購入をするということにした。

ジムでたっぷり汗を流し、ビールやつまみなども買いこんで、そのショップに寄る。買い取り査定は満額ということだ。あれほど山野を巡って酷使したのだが、その都度のメンテナンスが効果をなしていたということか。非常にきれいなので、満額査定という店員の方のお話を聞き、自分もちょっと感動した。文句なく、買い取りの書類にサインをした。

替わりのX2だが、こっちも中古といえどもなかなかの良品で、傷ひとつ、汚れひとつなく、非常によい感じだ。以前に誰が使っていたのかわからないが、液晶パネルには防護フィルムが貼られていたり、それなりに大事に使っていた形跡が見れる。

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そういえば、Xのときは「EOS Kiss Digital X」だったのだが、X2では「EOS Kiss X2」というように「Digital」が取れている。もはや、デジタルは普通なのだなあ、と思いをはせる。

なぜX2なのかといえば、X2ではライブビュー撮影、高解像度など一部ではEOS 40Dをしのぐスペックであるということと、やはりKissなので軽量、コンパクト、ということがある。十分な性能を持っており、持ち運びの負担も少ないというバランスの取れた機種だ。最新ではX3というものが出ていて動画撮影も可能ということで食指も動くのだが、やはり高い。動画にはあまり興味のない私には、そこまでの対価は払えないということになる。

このX2,40Dと同じ処理エンジンを積んでいるはずなのだが、少々レスポンスが悪いようだ。ライブビュー撮影時の液晶パネルの表示も少しかったるい感じがするし、処理能力は抑えてあるような感じがする。バッテリーの充電器もチープだし、このへんは中級機と比べるとコスト的に抑えているのが見えて取れる。まぁ、コスト優先の機種だし、そのへんは割り切って使うに越したことはない。

でもまぁ、ちょっと撮ってみた限りでは、なかなかの描画力だ。レンズを固定にして、撮りたいときにぱっと出せる、そんな役割を期待できそうだ。今後は、このカメラでの写真も、このブログに登場するはず。乞うご期待。

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