市民の森巡り―新治市民の森(昆虫編)

前回の「植物編」に続いて、「新治市民の森」昆虫編である。

植物編の記事:
市民の森巡り―新治市民の森(植物編)

同じく梅田川沿いを歩くと、ニイニイゼミが全盛のようで、賑やかだ。今年は、アブラゼミやミンミンゼミの出は遅いが、その分ニイニイゼミがずいぶんと出てきているような気がする。

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撮影:キヤノンEOS 40D+タムロンA20E、キヤノンEOS Kiss X2+キヤノンEF-S 60mm MACRO

もうすでに、「旭谷戸」に入っている。名前はわからないが、紫色のもこもこした花に「ツマグロヒョウモン」。この南方系の蝶も、すっかりお馴染みになった。

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こっちは、「モンキチョウ」。あまり黄色くないが、白色系のメスだと、こんな感じなのだそうだ。唯一の識別点は、後翅の紋。

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「九追分」から「鎌立の奥」に向かうあたりで。「イチモンジチョウ」。奇しくも、蝶が続く。一休みしているところをパチリ。

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「キマダラセセリ」。正面からの写真になってしまった。

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「ハンノキハムシ」。このへんには、ハンノキの木がある。だから多分、ハンノキハムシ。カミナリハムシと似ているが、ちょっと違う感じ。

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「旭谷戸」に戻る。水の流れがあるところといえば、「ハグロトンボ」。ひらひらと真っ黒なトンボが飛び回る。

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このハチのような虫は、実はカミキリムシの仲間である。「ヨツスジトラカミキリ」という、トラカミキリの仲間。黄色いボディに黒いスジというカミキリムシは、けっこういる。ハチに擬態しているとの話もある。

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この顎を見れば、やっぱりカミキリムシ。

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「曲坂」に入る。こうして見ると本当に地味な「ムラサキシジミ」。羽を拡げれば、鮮やかな紫色だ。

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「へぼそ」方面に向かう道で、「キボシカミキリ」を発見。けっこうお馴染みなカミキリムシなのだが、なぜかこのブログでは初めて。

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立派な顎をお持ちで。

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「ヒカゲチョウ」。夏の林ではすっかりお馴染みのジャノメチョウの仲間。

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「梅田川」に戻る。「小滝橋」という、谷戸からの水を川に流す橋。橋の上を水が流れ、席を通って川に注ぐという、そんな作り。向かって右側の覆いの下は、水流である。

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ハグロトンボがひらひらと舞い、群れを作る。

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このあたり、谷戸からの水を流す水路が堰のように作られている。

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脇にいる「シオカラトンボ」。

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「三保市民の森」にちょっと寄り道。すると、シモツケの花に「モンキアゲハ」が。後翅の黄色い紋が目立つ大きなアゲハチョウ。

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こっちは、「ジャコウアゲハ」。体に毒を持つといわれるこのアゲハチョウは、こうして自分の身を守るのか。

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奇しくも、チョウとカミキリムシがメインになった。昨日の花と合わせれば、なかなかの収穫であった。

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