自動車税を納税する

固定資産税に続き、自動車税も、春の恒例行事のひとつです(行事というほどうれしいものではありませんが)。まぁ、4月に固定資産税、5月に自動車税、と分けてくれているのは、せめてもの情けでしょうか?ということで、払うしかないものは遅滞なく払おうということで、さっそく自動車税の払い込みに行ってきました。

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行って払っただけならこれで終わりで、記事にする必要もないのですが、払うからには自動車税の意味を再認識しておきたいものです。といってもたくさん書くことなどなく、

  • 地方税である
  • 普通税である
  • 自家用・事業用の区別と、排気量などに応じて課税される

くらいしか書くことがありません。

都道府県によって課税され、普通税として国で言う一般会計に取り込まれます。所有しているだけで、例え年間走行キロ0でも課税されますから、一種懲罰的な意味があるようにも思えてなりません。排気量が大きいほど税率も上がる、のですからなおさらです。現在のように、多くの人が自家用車を持つ状況では、贅沢品に課税するという意義は薄れていると思いますが、今さら免税にするわけにもいかないでしょう。

しかし、自動車税というのは、一括で払うと「高いなぁ」といった印象で終わってしまいそうなものです。しかし日割りで計算すれば、たとえば2500cc未満の一般乗用車で年額45,000円ですから、1日123円の税金を毎日払っている計算になります。これは2,500円の買い物をした際の消費税額に相当します。

これだけの税金が、「持っているだけ」で課税されるのですから、(以前から言われてきたこととはいえ)いささか時代錯誤的だと思わざるを得ないでしょう。

揮発油税は、従量制ですから、まったく走らなければ税金はかかりません(正しくは、ガソリンを入れる=購入する時点で納税したことになる)。燃料タンクを空にしておけば税金はかかりません。しかも目的税なので、道路など自動車に関係する用途に使用が限定されます(このあたり、最近はどうなっているのか自信がありませんが)。受益者負担の原則から言えば、税率はともかく、妥当性は多少あるとは言えます。

専門家でもないのにたらたらと書いてみましたが、何気なく払ってしまっている税金について、少しは知識を身に付けようと自分を追い込んでみました。せめて、どこに払っているのかくらいは意識して、その用途に目を光らせたいものですね。

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