運命の日、来る!

11日は参議院議員選挙ですね。日本の国政を正しい方向に導くための限られた機会、責任ある一票を投じたいものです。

投票権を得たばかりの若者(たとえばうちの子とか)、最初は使命に燃えて投票に熱心だったりしますが、そのうち飽きて投票に行かなくなるんですよね。若い人は、目に見える効果がすぐにないと、飽きてしまう傾向があります。しかし、投票は未来に対して行うもの。もっとも未来を気にしなければならない若者が投票から遠ざかると、今にしか興味がない中高年にとってやられるというものです。

ところで、今回の選挙では政権党が何議席とれるか?というところが争点になっていますが、これはそれぞれの政党の掲げる政策以上に重要なものです。ご存じのように、衆議院では政権党が過半数を占めており、参議院では与党による連立によって過半数をキープしている、という状態です。ここで政権党単独で過半数を握れば、両院で過半数を握ることになり、なんでもできるということになります。

この、なんでもできるというのが、よい方向に進めばよいのですが、現在の政権党は、構成員がそれぞれに強烈なイデオロギーを持つ政党なので、自らの長年の思いや目的を達するべく、好き勝手に動く可能性があります。何しろ、次回の衆議院選挙までは3年もある。参議院の任期は長い。そうなれば、3年間は好き勝手なことができる、そういった事態に日本は落とされるでしょう。

さて、私は職場で職務上いろいろな人を見ていますが、身近な人の例で今の政党、政治家を見ると、意外とダメダメな人たちの集まり、ということになるのではないでしょうか?

ウソを認めない!…ウソということがわかりきっているのに、シラを切り通す。こういう人は、そのうち相手にされなくなりますよね?

人のせいにする!…自分の非を認めたくないばかりに、誰かのせいにして逃げ回る。まったく評価に値しない人になります。

前任者のせいにする!…上に似ていますが、「ぜひ僕に!」と引き継いだにもかかわらず、うまくいかないと「やっぱり前任者が」と居直るタイプです。仕事を任せたくないですね。

口先だけ!…すごくいいことをいって皆を感心させますが、有言不実行の鏡のような人。ああ、またかと思われて聞き流されます。

ぶれまくり!…朝言っていたことと、夕方言っていることが違う。誰もまじめに話をきかなくなりますね。

自分勝手!…他人の意見も聞かず、了解も取らずに、自分の考え方で突き進む。こういうのはきついペナルティが待っています。

能力がない!…結局のところ、自分に任された職務をこなす能力がなく、周囲を巻き込んだ末に、事態を誤った方向に導く可能性が。これが意外ともっとも重症だったりします。

まぁきりがないのですが、私の持論は、その人のなりを判断するには、今言っていることを聞くのではなく、これまでやってきたことを見る、それに尽きるということです。先のことは何とでも言えますから、今まで何を、どういう考えのもとにやってきたのか、それを知れば十分です。

先に賭けてもいいのは、若い人だけ。若い人には、こいつに賭けてみよう、でもよいと思いますが、妖怪のような老獪には、これまで何をやってきているのか、きっちり調べた上で票を投じさせていただきましょう。

コメント

  1. 7 より:

    前半の段落はまさにその通りですね。
    ただ若干ですが、若い人はマスコミの偏った報道に踊らされたまま
    「ノリ」で投票し、いざ義務を果たす段階になると
    ブッチ切るというイメージもあります…。
    中盤に関して今回は首の皮一枚繋がったというか
    最悪の事態は免れたかな、と。
    そして後半は全部!身につまされる思いです(笑
    自省し、襟を正して生きていかねば。

  2. なおさん より:

    7さん、どうも。
    自分で書いていて、じゃお前はどうなのだ?と聞かれると冷や汗ものです…。
    安心したら我に返りました。笑