20年来のWindowsユーザがMacBook Proに乗り換えるまでの長い道のり(1)

実はわたくし、20年来のWindowsユーザです。

正確には、CP/M-86からMS-DOS 2.11に進み、DOSとWindows環境を並列で使ってきながらOS/2にも寄り道し、Windows NTとWindows98を並列で使いながら結局Windows 2000、XP、Vista、7と進んできた、生粋のWindowsユーザです。

仕事上、OS-9やUNIX, Linuxなども使ってきましたが…。

その私が、ついにMacBook Pro(いわゆるマック)に乗り換えようと思ったのです。なぜそこまで思い詰めたのでしょうか?

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この記事を書いている時点で、私の愛用機は、パナソニックのレッツノートCF-Y7Aです。このPC、それ以前に使っていたCF-Y2Dが夏の暑さ
でおシャカになって(ファンレス仕様でした)、急遽購入してから早くも4年になりました。

当時は最新鋭のCPUであったCore 2 Duo 1.4GHzも、Windows
7に載せ替えてからは非力さを常時感じるようになりました。常時CPUファンがフル稼働というのは心臓にもマシンにもよいものではありません。それでも、一年365日、朝から晩まで稼働という酷使に耐えてくれた上出来のマシンだったと思います。

それでも液晶のバックライトも暗くなってきてしまいましたし、そろそろマシンのリニューアル時期かと思ったのですが、実はレッツノートのYシリーズは、お家断絶に
なったのです。このシリーズには、1440×1050というSXGA+クラスの高精細液晶モニタが採用されており、そこに商品価値を見いだしていたのですが、このタイプの液晶が生産されなくなったためか、Yシリーズの新製品の投入はなくなりました。

その替わり、FシリーズやSシリーズが投入されたのですが、ハンドル付きのFシリーズはいつの間にかなくなり、Sシリーズは解像度がYシリーズには及ばず(1280×800)、中途半端な感じです。で、今度はBシリーズが投入されました。パナも何だか迷走しているなぁ(これに限らずいろんな面で)、という感じなのですが、このBシリーズ、
1920×1080という高解像度液晶(フルHD)を搭載し、なかなかいい感じです。

ですが、このBシリーズ、そういう液晶モニタを搭載しているだけあって、重さはさておき(でも1.9kgくらいある)、でかいのです。幅が38cmもあ
りますから(Y7は31cmで1.6kg)、これに合うソフトケース、バッグに買い換えねばなりません。ソフトケースはともかく、バッグを買い直すのは避けたいです(すでに10年以上使っていてぼろぼろですが)。今のバッグでも、通勤電車の狭い座席では周囲に気を遣わねばならんのです。これより大きくなるのは避けたいです。

ということで、レッツノートのままでの乗り換えは悩むなぁ、と思っておりました。そこへ、彗星の如く舞い降りたのは、「マックにしてしまえば?」と
いう神の啓示です。そういえば、マックもずいぶん安くなってきたし、新しいOSのLionもかなり変わったし、iPhoneユーザだし、それでもよいか
な、と思い始めました。

思い込んだら試練の道を~じゃなかった思い込んだら話の早いのが私のよいところ(?)です。さっそく情報を集め始めましたが…。20年来のWindowsユーザには、考えなければならないことが山のようにあったのです。

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