【Mac】【写真】デジカメ写真取り込みアプリの使い勝手を比較する(5)—iPhoto

Macの写真取り込みアプリの使い勝手を比較するシリーズ、前回のプレビューに続いて標準アプリ、iPhotoです。

いわずと知れた、iLifeのメンバーです。ちなみにiMovieは一回も起動したことがありません。

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iPhotoは、Dockに最初からいるほか、LaunchPadからも起動できます。イメージキャプチャで、カメラ・メモリーカード接続時に起動するアプリに指定しておくと、自動的に起動します。

最初に(取り込んだ写真のない状態で)起動しますと、こんなガイダンス画面になります。なるほど、いろんな写真の取り込み方法があるのですね。

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これまで紹介したイメージキャプチャ、プレビュー、AutoImporterと違って、iPhotoは写真を管理するアプリです。ですので、取り込みはその機能のいったんに過ぎません。

Photoshop Elementsなどを使ったことのある人であれば、アレのアルバムモードと思えばよいです。もちろん、簡単な画像編集機能も備えています。

この手のアプリで素直に取り込めれば、管理もできて一石二鳥なのですが、果たしてそううまくいくでしょうか?

カメラまたはメモリカードを接続しろ、というのでiPhoneを接続してみましたぞ。

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このように、写真の一覧が出ます。下に、「すでに取り込まれた写真を隠す」とありますが、ここにチェックを入れておくと、取り込み済みの写真は出てきませんので、「すべて読み込む」で取り込めます。

取り込み済みかの判断は、iPhotoのデータベースに存在するか否かで行っているようです。

「イベント名」に何か名称を入れると、そのイベントに属するものとして取り込まれます。行き先、日付など、一意に分類できるものがよいようです。指定しないと、撮影日で分類されて「名称未設定イベント」として取り込まれます。

「すべて読み込む」で、さっそく取り込んでみましょう。完了すると、取り込んだ写真が一覧表示されます。

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取り込んだら、「ライブラリ」を切り替えてみて下さい。「イベント」ですと、イベントの一覧がサムネール付きで出てきますぞ。マウスポインタを持って行くと、イベント内の写真がサムネールにじゃらっと切り替わります。

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「写真」ですと、先ほどの取り込み直後の画面になります。
「人々」ですと、写真内の顔(と思われる箇所)を自動認識して人物を特定し、人物ごとに分けて表示してくれます。こんなのも顔と認識しています。俺たちの太郎!

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「未設定」と表示されているのは、認識された顔に名前が付いていないからです。「未設定」をクリックして名前を入れてやれば、その顔と名前が紐付けされて「人々」に登録されます。

「麻生太郎」と入れて「人々に進む」をクリックしました。すでに認識された人と一緒に表示されています。

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この人物特定の作業は、けっこう楽しいです。特徴を覚えてくると、未設定の写真に候補を出してくるので、OKかNGを答えてやればよいのです。頑張って人々データベースを作成しましょう。

「場所」では、写真に付いている位置情報から、その場所を地図上に表示できます。この夏の移動範囲ですが、せ、狭い!もっとグローバルに生きたいものです。

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こんな感じで、けっこう楽しめるのですが、取り込んだ写真はどのように管理されているのでしょうか?(ここが肝心)

取り込んだ写真は、iPhoto Libraryという種類のiPhoto Libraryという名前のファイルで(紛らわしいな)保管されます。独自データベースか、こう考えると手も足も出ないのでは、と思ったのですが、Parallels Desktopを通してWindowsから見ると、ちょっと様子が違うのです。

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内部構造がまる見え!しかも、Mastersフォルダには、オリジナルの写真が日付別フォルダに分類されて保管されています。これは使えるかも?と思いきや、日付は取り込み日時(しかも秒まで!)なのでした。残念。

しかし、取り込み目的とは別に、管理目的で楽しいアプリです。手持ちの写真を全部取り込んで、人物や場所別に整理…とかやってみようかな♪とかいう気持ちにさせます。

ア○ビのソフトウェアと違って、動きがきびきびしているのもよいです。PSE6で写真管理したときは、そのもっさり加減に嫌気が差しましたしねぇ。

ということで、本来の目的からちょっと逸れてしまいましたが、iPhotoの紹介でした。次回はファイナル、キヤノンのアプリです。

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