今日は勤務先の仕事始めでした。
休み中からいろいろ準備しておいたおかげで、慌ててあれこれということにはならずに済んだのですが、ビスタちゃん(注:Windows Vistaのこと)が機嫌悪く、何度も再起動したあげくに、せっかく早出した分がチャラになってしまったのが悲しかったですね。
ところで、今夜の本題はこれではありません。
夜の9時も過ぎて、さてそろそろ帰ろうか、と思ったときに「あいつ」はやってきました。ネットワークにつながらないという声があちこちから聞こえてきます。こういうときは近いところから障害発生箇所を絞っていくのがセオリーです。
で、突き止めましたところ、外部との境界にあるルータからの反応がないことが判明しました。このときやってみるのは、だいたい次のようなことでしょう。
- LANケーブルの接続を確かめる。抜き差ししてみる。
- スイッチのポートを変えてみる。スイッチの電源を入れ直す。
- ルータを再起動する。
ここまでで、事態はまったく好転しません。たまたまルータのスペアがあったので交換してみましたが、それでもうまくいきません。
時間はすでに10時です。ほったらかして帰るわけにもいきませんし、こいつは困ったなぁと思っていましたら、まだやっていないことに気づきました。
LANケーブルを交換してみれば?
ヲイヲイ、それくらいはとっくに検討済みだよ、だいたいスイッチのポートを変えたときにLINKその他のLEDがきちんと点灯していたじゃないかよ。
ところが、です。LANケーブルを新品と交換しましたら、あっさりつながるではないですか!原因はLANケーブルにあったのです。最初は、もっと高度なトラブルと思い、ルータの故障やスイッチのポートの故障を疑うのですが、結局は非常にシンプルなところに落ち着くのです。
そういえば、導通を確認するためにはピング(ping)というツールを使うことが多いのですが、ルータからの反応があったりなかったり、非常に不規則なのでした。こういう症状を見逃さずに材料にしていれば、もっとすっきり原因にたどり着けたかもしれません。
ネットワークやプログラミングに限らず、トラブルの際には大きな原因を想定しがちですが、結果的には意外としょーもない原因のことが多いものです。原因の発するちょっとしたメッセージを見逃さず、的確にスピーディーに対処できるようにしたいものです。
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