単純な刻限など、些細な時間をしょっちゅうスルーする人が身近に何人かいます。ミーティング開始時間、退社時間、昼食の時間など。指摘すると、「次回は忘れないようにします」「時間厳守を徹底します」と言い訳するケースが多いようです。
しかし、精神論で済めば、誰も苦労しません。また、そういう人は、具体的なメソッド(道具)を使って問題を回避するのには消極的です。道具を使うなんて、本質的な解決ではない、その場しのぎである、という気持ちがあるようです。
そもそも、時間を守るのは大事と認識していなければ話にならないのですが、そういう気持ちはあるようです。どうも、精神的なことは自身の努力で解決しなければならない、という思い込みもあるようです。
しかし、私はそうは思いません。たとえ精神的なことでも、道具を使って解決されるなら簡単ではないですか。ふだんは、楽するための道具を使いまくりなのに、妙なところを気にするものです。
ちなみに、この場合の道具とは、目覚まし時計か、それに準ずるアラームなどです。私も、大事な会議をすっぽかしてしまって以来、自分の感覚や意志など何のアテにもならないと割り切って、アラームを二重にセットしています。
大事な会議をすっぽかしてしまうのと、アラームをきっちりセットしておくことの、どっちが払うコストが大きいでしょうか?
細かいコストを払うのをサボっていると、いつか大きなコストを払う羽目になることは、日常生活から世界的なレベルまで、さまざまなことで実感済みです。
たかが退社時間ぐらいいいじゃない、などと割り切っていると、とんだしっぺ返しが来るかも知れませんね。
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