【Windows】Windows Vistaの自動フォルダタイプ設定を無効にする

職場ではWindows Vistaを使っていて、最近困ったことが起きていました。それは、「フォルダ設定を行ってもいつの間にかデフォルトに戻っている」という症状です。

例えば、「ダウンロード」フォルダに、「グループで表示」を「更新日時」で行いたいと設定しておくとしましょう。直近でダウンロードしたファイルを素早く取り出せるようにこのようにしているのですが、この設定がすぐに忘れられて、デフォルトのグループで表示がない状態に戻ってしまうのです。

改めて設定してやってもいいのですが、すぐに忘れてしまうので、こうなるとストレスです。そこで、根本的な問題を解決してやろうと調べましたら、どうやら「自動フォルダタイプ設定」を無効にしてやればいいらしいことがわかりました。

「自動フォルダタイプ設定」とは、フォルダ内のファイルのタイプに応じて、自動的にフォルダの種類を決めてくれる機能です。たとえば、画像ファイルばかりなら「画像またはビデオ」となり撮影日や画像サイズといった項目が表示されるようになります。

期待どおりの動作をしてくれるならありがたい機能なのですが、画像ファイルがちょっと入っていただけで「画像またはビデオ」となってしまったり、不便なケースもあります(この場合は、フォルダの設定をカスタマイズして、フォルダの種類を「すべての項目」にしてやればよい)。

今回の目的は、このようなご認識の問題ではなく、カスタマイズしてもそれを忘れてしまう状態を何とかすることにあります。これが、この「自動フォルダタイプ設定」と絡んでいるのではないかと目星を付けて、この機能を無効にしてしまって様子を見ようというわけです。

参考にしたのは、@ITのこの記事です。

Windows Vistaのエクスプローラにおける自動フォルダ・タイプ設定を無効にする

ここに書かれています手順で設定を行えば、「自動フォルダタイプ設定」は無効になります。

ここでも概略しますと、こんな感じです。

注意:レジストリを触りますので、最悪Windowsが機能不全に陥る可能性があります。設定を行う場合には自己責任でお願いします。

レジストリエディタを起動します。

Cancel_auto_folder_01

HKEY_CURRENT_USERの\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\から、サブキーBagsとBagsMRUを削除します(Windowsを再起動します)。

Cancel_auto_folder_02

再起動後にレジストリエディタを起動し、HKEY_CURRENT_USERの\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\BagsにサブキーAllFolders\Shellを作成し、値FolderTypeに文字列形式でNotSpecifiedと書き込みます。

Cancel_auto_folder_03

こんな感じになっていればOKです。

Cancel_auto_folder_04

この時点で、フォルダの設定はすべてデフォルトに戻っていますが、自動フォルダタイプ設定も無効になっているので、すべての設定を手動で行う必要があります。

開いたフォルダで、順次フォルダの設定を行っていけば良いですし、自動フォルダタイプ設定が無効になっているせいか、こころなしか軽快に動作します。初めて開くフォルダでも、調査のためにファイルをアクセスして重くなるということもなく、快適です。

今のところ、フォルダ設定が忘れられるということはないので、今回の操作が有効に機能しているのかも知れませんが、もしかしたら見当違いということもありますので、その場合には後日誤りを訂正したいと思います。

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