3年愛用したレッツノートCF-Y2Dを手放しました。2004年発売のパソコンなので、正確には2年使って眠らせておいたのを、いよいよ手放した、ということになります。手放したといいましても、きちんと動かないので、処分したという方が正しいでしょう。
このノートPCは、それまで使っていたDELLのInspiron 1100がおシャカになったため、急遽選ばれたモデルです。とにかく持ち歩けるPCが欲しいということで、白羽の矢が立ちました。レッツノートには、ほかにもラインナップがあるのですが、画面が広く、光学ドライブ内蔵ということで、Yシリーズになったのです。
今さら言うまでもないですが、レッツノートシリーズの特徴は、とにかく軽いことです。しかも頑丈。私は、今でもモバイル性に関してはレッツノートの右に出るPCはないと思っています。VAIOもDynabookもよいのですが、なんかこう、徹底しているなと感じるのがレッツノートなのです。
見た目は無骨、このシルバーのボディは好みが分かれるのですが、見慣れると普通になるのが不思議です。今では、このシルバーのボディで、「あ、レッツノートだ!」とわかります。とはいえ、MacBookもシルバーなんですけどね。
モバイルの両雄、シルバーで決める、という感じでしょうか。
キーボードが黄ばんでしまっていますが、レーザーによる刻印で文字が剥げないキートップはよかったですね。また、Y2はファンレス設計で、冷却ファンのやかましい音がしません。
スペック的にはPentium Mの1.4GHzと決して強力なものではなかったため、ファンレスでも何とかなったのでしょう。
光学ドライブは、シェルドライブという独特なものカバーが上に開くことで、ボディの横方向にトレイなどが出ることを防いでいます。ですがこのシェルドライブ、アプリケーションが勝手にディスクをイジェクトすると、キー操作中だったりしたら下から押し上げられてビックリ、というおまけ付きでした。
このPC、メモリは768MBまででしたので(標準は256MB)、当然めいっぱい積みました。OSはWindows XPですので、これでも何とかなっていました。ですが、メモリ関係ではけっこう悩まされましたね。このあたりは、昔、記事に書きました。
実はこのY2,購入時に3年サポートのオプションをショップで申し込んでいたので、何度も面倒を見てもらっているうちに、マザーボード、液晶パネルが新品同然となっていました。ですがそれでもおかしくなっていたので、もう諦めたという経緯があります。
今でも液晶はキレイです。今となっては希少な液晶ですね。1440×1050というものです。Y2よりあとのモデルでも使えるようですから、オークションにでも出せばよかったかな?
また、内蔵HDDも何度もグレードアップを試みたのですよね。今と違って、HDDの交換などは前提としていない作りでしたので、だいぶ苦労しました。このへんのことも、記事にしましたね。
このPCの最期は、実は記録的猛暑の夏、冷房も入れずに真っ昼間に居間で仕事をしていましたら、突然画面が虹色になり、そのままおシャカになったというものです。その後のマザーボード交換によって蘇生しましたが、不調のまま使われなくなってしまいました。
非力ではあったですが、魅力的なマシンだったと思っております。
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