OS X Mavericksになってかなりの時間が経ちました。なかなか快適で幸せな日々を送っていたのですが、ここにきて困ったことが置きました。それは、写真からGPS情報(ジオタグ)を削除するためのユーティリティ、GPSPhotoLinkerが動かなくなったことなんです。
起動しようとすると…。
あ〜これは困りました。GPSPhotoLinkerは、ジオタグ削除だけのアプリではないですが、私はもっぱらこの用途にしか使っていません(すいません)。開発元のサイトに行くと、OS X 10.7までのリリースしかありません。Mountain Lionでは問題なく動いていたんですけどね。
仕方ないので、別のツールに頼ることにしました。この手のアプリはたくさんあるようなんですが、できるだけシンプルな使い勝手のものがいいよねということで、見つけたのがExifToolという文字どおりEXIFデータを編集するためのツールです。
この記事を投稿した時点での最新リリースは、2013/10/19のバージョン9.39です。Windows版とMac版がありますので、私はMac版のディスクイメージをダウンロード。ディスクイメージからインストールも簡単にできます。
インストールして気付きましたが、これってコマンドラインツールです。つまり、Windowsならコマンドプロンプト、OS Xならターミナルで、それぞれ動かします。GUIは一切ありません。使えないやつは来るな!という感じですね。
私はコマンドラインにアレルギーはないので、もしかしたらけっこう便利かも?ということで使い始めました。実は、ジオタグを削除するだけならすごく簡単です。
$ exiftool -overwrite_original -gps*= *.jpg
JPEGファイルを置いたフォルダで、上記のコマンドを実行すればOKです。-overwrite_originalオプションは、元のデータを書き替える意味、-gps*オプションは、gpsで始まるEXIFタグをすべて表します。等号の右が空なので、削除という意味になります。
*.jpgは、拡張子がJPGであるファイルすべてを表しますので、結果、すべてのJPEGファイルからGPS関連タグがすべて削除される、というわけです。
これに慣れると、いちいちGUIでドラッグアンドドロップ、メニューからアレを選んで、なんてのがまどろっこしいです。単純なアクションは、コマンドの方が便利です。
ExifTool自体は、もっとたくさんの機能を持っていますので、日付を操作したり、EXIFデータすべてを削除してしまうこともできます。これだと、もっと安心ですね。
というわけで、GPSPhotoLinkerのMaverick対応バージョンのリリースが行われる気配はないのですが、とりあえずExifToolにて目的は達成できています。優秀なツールを公開してくれる方々にありがとうです。
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