Linuxはもっとも成功したオープンソースプロダクツだ!

職場の移転に伴っていろいろ整理している。するといろんなものが出てくるのだが、このような昔の雑誌も出てくる。Linux Japan、Linuxが話題になり出した頃の、Linux専門誌だ。LASER5出版局の発刊で、1998年の創刊。当時は、Linux関連ではこの雑誌のみで、有用な情報源だった。

このLinux、もうブームはとっくに去ったよね?ということをおっしゃる人がいるが、とんでもない。ブームなどとは次元の違う段階に進んでいると言わざるを得ない。

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ここからいろいろ書く前に、Linuxとは何か?オペレーティングシステムの一種で、UNIXと高い互換性を持っている。そのため、UNIX用に開発された多くのアプリケーションが多数移植、開発された。

現在、世界中の多くのWebサーバはLinuxで稼働している。このブログのあるお名前.comのレンタルサーバーもLinuxベースだ。極秘情報だが、勤務先の利用しているホスティングもLinuxである。このように、Linuxは多くのWebサーバで抜群のシェアを持っている。

Androidスマホ。Android OSは、よく知られているようにLinuxベースである。Linuxカーネルをベースに、携帯電話用に最適化されている。Android スマホを使う限り、Linuxを使っているということになる。

ほかに挙げたらキリがないかな。身近なところでは無線LANルータ、NAS(ネットワーク接続ストレージ)、テレビ、オーディオなど。多くのデバイスがLinuxベースであり、その機能をベースに機能を拡張しているのだ。

オープンソースで成功したプロダクツはたくさんあれど、Linuxほど成功したものはないのではないか?ApacheやTomcatが成功したといっても、それらはLinuxの上で動くことが多いので、そういう意味ではLinuxありきとも言えるわけだ。最近では、MicrosoftがLinux向けの.NET Frameworkの提供に本腰を入れだした。

けしておごらず、しっかりと根城を張るLinuxこそ、もっともオープンソースで成功したプロダクツではないかと思うのだ。

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