今年も自動車保険を更新した。ちょっと面倒だし、昨年で十分に安くなったと思ったので、同じ保険会社で更新することにした。条件も同じ。すると、保険料はまったく変わらなかった。そう、1円も。こういうこともあるんだなって、意外にびっくり。
申し込み時には、運転免許証、走行距離積算メーターの記録を用意しておこう。
考えてみれば、保険料率を見直さなければならないような事態になっていなければ、金額が変わらないのは当たり前と言える。インターネット契約の割引(これが大きい)、早期更新の割引(そんなにない)、約款や保険証書の送付なしで割引(これもそんなにない)、この金額も同じなので、保険料は同じになった。
自動車所有コストの大きなものといえば、車検、法定点検、自動車税、そしてこの自動車保険だ。加えて、人によっては駐車場代なども入る。とにかくお金がかかるのだが、だからといって任意の自動車保険は省略すべきでない。これは、自分のためというより、被害者救済の側面が大きいからだ。
先日も、妙な判決があったばっかりである。
反対車線に居眠り運転で飛び出し、たまたま出くわした対向車と正面衝突を起こして同乗者が死亡してしまった。だが、車の持ち主はその死亡した同乗者で、しかも本人以外の運転は保障されないという条件。なので通常なら自業自得ということになろうが、どういうわけか対向車に賠償を負わせる判決が出る。センターラインを飛び出しての事故は、100%飛び出した側の責任となるらしい、のに。
運転してもいないのに死んでしまった、しかも保険は適用されない。不服に思った遺族が、巻き込まれた側に八つ当たりの訴訟を起こし、裁判官がそれを飲んでしまった、というように見える。
こういった不幸かつ訳のわからない状況に自らを置かないためにも、自動車保険は適切にかけよう。
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