通勤電車はストレスがいっぱい(23)―エスカレーターで歩く

エスカレーター

こんばんは、エンジニャー的編集者こと、なおさんです。今週の東京地方は、ほとんど雨か曇りという天気でした。まだ夏なの?と思わんばかりの気候でしたね。何しろ、月初と月末で、10度も温度差があったのですから、尋常じゃありません。

ところで、駅などにあるエスカレーター、歩きますか? 最近は、私鉄会社がエスカレーターの歩行を原則禁止するみたいな動きもあるようですが、本日はそんな話題です。

東京メトロの某駅、乗り換え客で朝晩ごった返すのですが、それをつなぐのが長い、長い、エスカレーターです。

今日の夜、私はそのエスカレーターの下りにおりました。基本的にエスカレーターを歩くのは粋じゃないと思っているので普段は歩かないのですが、歩くときもあります。それは、階段がない場合ですね。

「へぇ!ということは階段があるとそっちを歩くんですかい?」

ろんもち!なんのために活動量計をつけていると思っているのかな? すごく疲れているときを除けば、たいていは歩いているよ。

「それはたいした心掛けですねぇ。で、今日はエスカレーターだったんですかい?」

そう、この駅には階段がないからね。あと、もたもた行くのは趣味じゃないんで、申し訳ないけど歩かせてもらっているよ。でもこれって、けっこう危ないんだよね。急なエスカレーターで、誰かがひとり転んだだけで、何が起きるか想像できるよね。

「そりゃあ、大変なことになるますわ。でも、そういうことが起きないというのは、単に運がいいだけ、と思っていた方がよいじゃないですかい?」

いい考え方だね。そうそう、今夜の話だけど、こんな感じでエスカレーターの右側を歩いて降りていたんだ。前も後ろも人でびっしり。数珠繋ぎになって下りているという感じだったね。

「想像しただけで怖い感じですな!」

うん。そこにさ、左側を歩いていた若い女性が、いきなり目の目に割り込んできたんだ。高速道路って、どういうわけか追い越し車線の方が混んでいるときがあるよね。そんな感じで左側はまばらだったんだけど、そっちをのたのた降りていたのを、いきなり右に出てきたという感じだね。

「そりゃあ、びっくりしますね。」

うん。思わず、「危ない!」と口に出してしまったよ。下りだから、けっこうスピードも出ているからね。でも、ヘッドフォンをしていたその女性は、まったく意にせず、しばらくそのまま降りたら、また左に戻ったんだ。ちょうど、目の前の人を追い越したという感じだけど、そのまましばらく歩き続けて、また右に入ってきて、というのを繰り返すもんだから、危ない。

「ひええ、いきなりだと驚きますよねぇ。」

そうだよ。こっちとしてはさっさとその女性の先を行きたいんだけど、左右に動いて、抜けては同じ場所に帰ってくるから、思うように進めない。なので、諦めた。少し間をあけて、素直に付いていくことにしたよ。

「いったい全体、なんでそんなことすんですかねぇ?」

わからん。結局、早くもならなかったわけだし、最初に右に割り込んできた時点でそのまま降りていれば、必要以上に危なくならなかった。蛇行の意味がさっぱりわからないんだよね。

今夜のことで、エスカレーターで歩くのは避けようと思ったよ。多少時間がかかっても、エスカレーターしか使えなければ、素直に流れに任せることにした。万が一、事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりしたら大変だからね。

「そいつはいい心掛け。階段があればしっかり歩いて健康キープ、エスカレーターならゆったり利用して休息。やっぱり人生、メリハリが肝心ですわ。」

人生とは大きくでたね、でも一事が万事。いっときの無理で、何もかも台無しになるなんてことがないよう、心得ていきたいね。

コメント

  1. ふうちゃん組 より:

    こんにちは!
    関東に行くと、基本的に皆さんエスカレーターなどでは立っておられますね。
    そのなかで、歩くと、危ない感じがする、というのは分かります。
    その方、大阪人だったのでは…?
    大阪では、基本的にエスカレーターは右側は止まる人、左は歩く人です。
    スーパーの年寄り向け、すごくゆっくりのエスカレーターでも同じです。
    歩く歩道では、みんな歩いています…いらちなんでしょうか。

    • wpmaster なおさん より:

      ふうちゃん組さん、ありがとうございます。
      いらち…?関西の言葉で、せっかちのことでしょうか?

      こっちも、歩く歩道、皆歩きますよ。
      まぁ、少しでも早く、楽に、という自然な感情だと思います。
      むしろ、私の方が少数派かと。

      関西では、関東と反対というのは知っていました。同じ人間なのに、地球の反対側同士というわけでもないのに、不思議ですね。