病気にならないための合理的飲酒法とは?

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日経電子版に、気になる記事がありました。その名も『14万人調査で判明、病気にならないための「飲酒ルール」』。酒飲みとしては気になるじゃありませんか。

この記事は、タイトル通り14万人に対して5年間にわたり調査した結果から統計的に割り出した、よい飲酒ルールを示しているのです。

よく、休肝日を2日、1日はビール大瓶1本、日本酒5合、ウィスキーはシングル1杯までと言われます。しかし、そんなに律儀に飲んでいられないだろうし、毎日飲む人もいれば、私のように休日にだけ飲むのを基本にしている人もいます。

さらに、毎日でもチビチビの人や毎日大量に飲む人、普段は飲まないが飲む時には「がーっ」て飲む人など、千差万別でしょう。そこに、判で押したようなルールを「これがよい」と勧められても、「そんなこと言ったって〜」となるのではないでしょうか?

耳障りのよいところだけ拾ってくると、一週間の飲酒量は、純エタノール150グラム以内にするのが望ましいとのこと。つまり、1日あたりではなく一週間で考えると。毎日飲むなら、休肝日を考慮して1日あたり25グラムとするとか。アルコール度数5%のビールなら、25×20=500グラム、缶ビール(中)が妥当、ということになりますな。

1週間に一度なら、なんと150×20=3,000グラム、すなわち500ccの缶ビール×6!いくらなんでも飲み過ぎじゃ〜と考えれば、けして少ない数値ではないと思えますね。

ちなみに300グラム以上飲むとすれば疾病リスク(脳血管系など)は高まるそうで、そのリスクをとってお酒を楽しむのもありという考え方。日本人は0%か100%かでものを考えがちですが、その中間にどこに落とし所を見つけるかというのも、個人の立派な価値観ということになりますね。

なんだかいい話を聞いた感じです。でも、休肝日だけは必ず設けた方がいいとか。これは、生化学的に正しいので、こればかりは守った方がよいです。注意すべきは、休肝日には「いっさい」アルコールを摂取しないこと。ちょっとなら、と飲んだらそれは休肝日にならないそうで、ご用心。

他にも、ビタミンB群がよいとか、運動習慣がある人はアルコール摂取量が減るとか、非常に興味深いです。でもやっぱり飲酒はほどほどに、が正しいですね。いつまでも美味しく飲みたかったら、やっぱりセーブが必要、というのは変わらないようです。



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