OneDriveなどのフォルダ同期で気をつけたいこと

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クラウドストレージは便利ですね。Dropbox、Google Drive、Microsoft OneDrive、Apple iCloud Drive、Adobe Creative Cloudなど…。共通点はギガバイトスケールのネットワークストレージとして利用できて、Webブラウザ経由の利用だけではなくExplorerやFinderに統合させてローカルファイルシステムのようにも使えるということでしょうか?

しかし、ストレージ容量のサイズアップに伴い、思いもよらぬ落とし穴が…。以降はOneDriveの話ですが、ほかのックラウドストレージでも同じと思います。

Office 365 Soloのサブスクリプションを購入したので、OneDriveの容量が1TB(=1,000GB)にアップしました。HDDの1基にも相当する大容量。さっそく活用しようと思い、手持ちの膨大な写真データをバックアップ。

バックアップは、WindowsのExplorerで、統合されているOneDriveフォルダに行いましたが、ディスクに空きがないと、そのうち言われます。確かに、Cドライブの空きはゼロになっています。クラウドにコピーしているのに、なぜなんだろう?

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というのは、統合フォルダというのは、ローカルにもコピーを置くからなんですね。Windows 8.1ではちょっと違うようですが、職場のWindows 7も、私用のWindows 10でも、クラウドにコピーしたものと同じものを、ローカルに置くようです。

なので、クラウドにアップするデータのサイズによっては、あっという間にローカルのHDDもパンクします。これって、クラウドストレージの容量がさほどではなかった時代にはあまり気にならなかった事象ですよね。

これを回避するには、フォルダ統合をやめるか、容量の大きなフォルダの同期をやめるか、いずれしかありません。フォルダ統合をやめる(=OneDriveアプリケーションを削除する)とあとで必要になったときに面倒なので、ここでは指定フォルダのみ同期しない、というような設定にしたいと思います。

WindowsではタスクトレイのOneDriveアイコンから「設定」を、OS XではメニューバーのOneDriveアイコンから「基本設定」を、それぞれ呼び出します。以下はWindowsでの操作。OS Xでもほとんど同じです。

[フォルダーの選択]をクリック。

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同期から外したいフォルダのチェックマークを外して、[OK]をクリック。

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これで終了です。Explorerに統合されたOneDriveフォルダから、外したフォルダは消えます。もちろん、全部外してしまえば、一切同期しませんので、HDDの空き容量を確保したければ、それでも良いでしょう(私はWebブラウザ利用と割り切って同期を全部外しました)。

Webブラウザ経由での利用のみと割り切ったので、フォルダ単位のコピーなどには工夫が必要です。これについては別の投稿しますね。

 

 

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