長年のhotmail（Liveメール、今はOutlook.comというらしいですね）ユーザです。最近、このアカウントから、メールが落とせていないことに気付きました。ちなみに、メールクライアントソフトを使ってPOPで落としています。
使う頻度が下がったとは言え、Microsoftのさまざまなサービスを使うには必要なので、使えないのは不便です。そこで原因と対策を探りました。
原因は、何とOutlook.com側の仕様変更でした！事前に言ってくれよ、Microsoft！
結論から言えば、POPによるアクセスを許可しない設定に変わっていました。POPとは、Post Office Protocolの略で、メールをサーバから落とす仕組みのこと。これが使えなくなっていたので、メールが落とせなかったのです。残念。
これを解決するには、Outlook.com（Outlookメール）のサイト（https://outlook.live.com/owa/）に赴き、設定を変更します。具体的には、以下の手順です。
右上の歯車アイコンをクリック。
メニューがプルダウンします。
メニューから［オプション］をクリック。
左側に設定項目の一覧が表示されます。
［POPとIMAP］の項目をクリック。
右側に、現在の設定内容が表示されます。「POPオプション」の項目が「いいえ」になっています。これでは、POPでのアクセスができないはずです。
「POPオプション」を「はい」に設定します。
すぐ下に、「POPを使用するデバイスやアプリは、ダウンロード後にOutlookからメッセージを削除するように設定できます。」という項目が表示されます。
「POPを使用するデバイスやアプリは、～」を「～を許可します」に設定します。
上のディスクマークの付いた［保存］をクリック。
これで、POPによるアクセスが有効になりました。「POPの設定」欄に、サーバー名やポート、暗号化方法が表示されます。
以上です。方法がわかれば何てことないですが、こういうのをしれっとやってしまうのが、さすがMicrosoftですよね。
蛇足ながら、このような背景には、スマホなどの携帯端末をメインにしていきたい、という意気込みが感じられます。スマホなら、メールへのアクセスはIMAPが基本ですからね。ちなみにIMAPとはInternet Message Access Protocolの略で、POPと似たような役割を持った仕組みですが、
- POP＝メールをPC（端末）側に持ってくる。
- IMAP＝メールはサーバ側に置きっぱなしにして端末からは見に行くだけ。
という違いがあります。PCでもスマホでも、同じメールを見たければIMAPの方が便利、ということになるわけです。
だからといって、いきなりPOPを切ってしまっては戸惑うユーザもいるでしょ？まぁ、せめて事前に言ってくれという感じですね。＞Microsoft。御社は、まだまだ、PCの会社だというイメージが強いのですからね。
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