今できることは今実行する、それが全体のコストを下げることにつながる!

荷物 写真:足成

今日は、仕事関係のことを少し。今できることを、あとでもやれるからと、その場ではスルーしてしまい、あとでやるのも忘れてしまった、ということはありませんか? 私の場合、宅配便の荷物を、食事に出るついでに出せばよかったものを、あとで出すのを忘れてしまい、結局翌日に慌てて届けた、ということがありました。

これから読み取れることって何なのでしょう?

宅配便の集積所は下のフロアなので、食事に出るついでに置いていけばいいのですが、同じフロアで後で会議があるからそのときでいいやとスルーし、その会議のフロア変更があったのをすっかり忘れ、結局荷物も出すのを失念という情けない話です。

どうしてこういうふうになってしまうのでしょう? 食事のついでに置きに行くのと、会議にときについでに置きに行くのとでは、何が違うのでしょうね?

こういうとき、人間は微妙なコスト計算をしているらしいのです。コストがかかる方は、無意識のうちに回避したがります。今回のコストは何だったのだろうと考えると、それは集積所に入るためにキーロックを解除するアクションにあった、とわかりました。

食事に行くついでなら、荷物を置くためだけにキーロックを解除する。これは面倒。しかし会議のついでなら、どうせ会議のためにキーロックを解除するのだし、荷物出しにはコストにならない。

こんなことを瞬時に計算したのでしょうね。しかし、会議の場所が変わり、集積所に寄るという流れが消失し、そのために荷物も出し忘れて、結局翌日に自分で宅配便業者に直接届けるという余計なコストを払う羽目になったのです。

こう考えると、時間を置くことで消失するコストというのは、実はその場でかけるべき必要なコストで、そのコストをかけないことで将来的にさらに大きなコストとなってはね返ってくることがわかります。

今できることは今実行する、それが全体のコストを下げる行動になるのでしょうね。

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