墓所の名義変更はかなり大変だ

親の名義であった、市営霊園の墓所管理名義を変更することになりました。なぜなら、親が両方とも亡くなったからです。最初に父が亡くなり、20年後に母が亡くなったので、母名義になっていたものをブログ主が引き継ぐことになったのです。

しかし、亡くなった直後はブログ主が引き継ぐことにはなっておらず、別の兄姉が引き継ぐことになっていたのです。が、なんだかんだで事が進まないので、最終的にブログ主が引き継ごうということになりました。

長いですが、ここまでが前振りです。やってみると意外と大変なことで、同じような境遇のどなたかの参考になるかも知れないと思い、投稿としてまとめてみることにしました。ちなみに、時間尺は手続きを開始した時点を基準にしています。

母、亡くなる。しかし2年も放置…

母が亡くなったのは、ほぼ2年前です。すなわち2年は名義変更が放置されていたのです。正確には、1年放置され、1年書類が放置されたという感じです。最初に継承しようとした姉が高齢で、よくわからないのと面倒くさいのの両輪で、事がまったく進まなかったのかも知れません。

墓所に墓参りに赴いた際に、管理事務所からの手紙が香炉の中にビニールにくるまれて差し込んであったので、事が済んでいないのだと発覚しました。その旨を姉に告げると、1年放置された書類を出してきてこちらは呆然。まぁ、お任せでいたブログ主も悪いのですが、他の兄姉も皆高齢であるので、妻とも相談して自分で引き取ることにしました。

1年前の書類は使えるか

まずやったことは、1年前の書類が使えるか、ということの確認です。さっそく、市役所に電話したところ、手数料が変わっているので、再度送りますということ。送り先を告げて、その場は終わりました。役所の出す書類が古いものだったら、今でも使えるか確認した方が良いですね。

なんだか手続きは面倒そうだ

さて、到着した書類を見ると、面倒な手続きだな、というのが最初の印象です。特に戸籍関係と、子ども全員の同意書というのが面倒そうです。姉も、このへんで面倒くさくなり、ほかっておいたのでしょうね。下記の書類を集めなければならないとなっていました。

  1. 使用承継承認申請書
  2. 使用承継承認申請に関する誓約書
  3. 承継者の世帯全員が記載されている住民票(本籍・続柄記載のあるもの)
  4. 全部事項証明(戸籍謄本)
  5. 同意書
  6. 使用許可証の原本

「1.使用承継承認申請書」とはもっとも基本的な書類です。申請書なので、必要事項を記載するだけです。「2.使用承継承認申請に関する誓約書」は1.に準ずるものです。「3.承継者の世帯全員が記載されている住民票(本籍・続柄記載のあるもの)」も用意すればいいだけです。「4.全部事項証明(戸籍謄本)」も用意すればいいだけのようですが、これには詳細があって、子どもが承継する場合には「父母の婚姻から死亡までが記載されている一連の戸籍(除籍)」というものが必要になるようです。「5.同意書」は兄弟姉妹全員の同意を記した書類です。「6.使用許可証の原本」は現在の許可証です。

1.~3.は問題なさそうですが、4.が厄介そうです。「父母の婚姻から死亡までが記載されている一連の戸籍(除籍)」というのがよくわかりませんでした。最初は、自分の戸籍謄本を取ればいいのかしら程度に思っていましたら、そこには両親の記載はないんですね。って、自分の婚姻と同時に籍を抜けたので、当たり前なんですが。5.は次で書くとして、6.は紛失してしまっているようでした(トホホ)。

同意書を取る

(子ども全員の)同意書…。姉が面倒くさがったのもわかります、なにしろ兄弟姉妹はブログ主を含めて6人いるのですから。ということは、自分を除いて5人分の同意を集めなければなりません。それぞれ、署名してもらい、押印してもらう必要があります。遠隔地の人もいます。仕方ないので、全員に同意書を郵送し、署名・押印して返信してもらうことにしました。

兄弟姉妹、ブログ主の年代(アラフィフ)にしては多くない?と思われるでしょう。実は、父母と書いていますが、義父母なんですね。しかも、祖父母なんです。要は、実の妹である1人を除き、実の父と叔母たちなんです。詳細は伏せますが、実の父に兄として同意書を依頼する、妙な構図になりました。

同意書は、早く集められたのは意外でした。実は皆マメなのか、協力的なのか、よくわかりませんが助かりました。返信用の封筒や切手を同封するとやはり効果があるみたいです。

自身の住民票と戸籍謄本を取る

自分の住民票と戸籍謄本(全部事項証明書)を取るのは簡単です。地元の区役所か行政センターのようなところに行けば取れます。区役所はクルマか電車になりますが、センターの方は徒歩で行けるのでそうしましたら、祝日は業務を行っていませんとのこと。え~休みの日こそ当てにしているのになぁと少しの理不尽さを感じつつ、改めて出直して無事ゲットしました。

ちなみに、上記のリストをよく見ると自分の戸籍謄本は不要なのですが、後ほど両親の戸籍謄本を取る際に必要になりましたので、とっておいてよかったです。

なお、これらの書類を取得するのに必要なコストは600円です。

両親の戸籍謄本を取る

次は、両親の戸籍謄本です。が、2人とも亡くなっているので、正確には除籍謄本になります。そして、婚姻から死亡までが記されている必要があるので、それは改製原戸籍という謄本が必要になります。調べてみると、戸籍についての知識が少し身につきますよ。

除籍謄本は、戸籍に誰もいなくなった(全員に「除籍」の印が付いた)ことを示すものです。

改製原戸籍というのは、法律が変わったり戸籍が電子化されるなどで戸籍から古い情報が削除された際に、古い情報を残すための原簿のようなものです。確かに、除籍謄本の方には、死亡の事実はありますが、子どもの入籍や除籍に関する記載はありません。ましてや、両親の婚姻に関する記載もありません。これを見るために、改製原戸籍という謄本が必要になるということのようです。

これがまた面倒な話で、両親の戸籍は、居住地(関東)にはありませんでした。出生地である東北の県にあるのですね。なので、役所に訪問して取得するというわけにも行かず、郵送で依頼する、ということになるのです。

こういうときどうするか。こういう時代ですから、役所のWebサイトをチェックしましょう。今は、どの自治体でも、Webサイトで手順を確認でき、必要な書面をExcelやPDFなどでダウンロードできるようになっています。私はExcel版をダウンロードして、そこに直接記入、印刷することにしました。その方が、下手くそな字を見せなくて済みますし、書き損じの心配もいらないですからね。

必要な書類は、申請書、写真のある本人確認書類(自動車運転免許証にしました)、戸籍謄本です(自分の戸籍謄本を取っておいてよかったというのはこれです)。上記書類は手数料が750円ずつとなっていますので、定額小為替で用意します。それに返信用切手を用意しました。

ところで、定額小為替ですが、発行してもらうのは意外と大変です。為替を現金化するというのはよくやるのですが、為替を発行するというのは実ははじめてでした。必要な書類に名前や住所、発行する為替の額面と枚数を記入して申請しますが、発行手数料が1枚あたり100円かかるんですね。私の場合は4枚でしたから、額面に400円プラスです。これは想定していませんでした。

さて、改製原戸籍と除籍謄本の申請は行いました。送るのは、速達です。なぜ速達にするかというとあまり意味はないのですが、書留は高いし、普通郵便だとどっか行ってしまう可能性があるしで、そこそこの到達性があるからです。

人口1,500人ほどのその町では、役場の中も兼務が多いのでしょう、戻ってくるまでに数日を要しました。が、何たることでしょう、料金不足でした。私の同封したのは82円切手でしたが、ウエイトオーバーで10円足りず。謄本は紙厚く、枚数もかさんだので、間に合わなかったようです。はじめての体験でしたが、不足分の切手10円を添付されているハガキに貼って投函すれば、不足分を収めたことになるようです。へーっ!と思いましたね。

これが揃えば、あとは書類を送付するだけです。

申請書類を送付する

上記の書類のうち、3.~5.は揃いました。6.は、扮してしまったことを市役所の人に告げたら、再発行するのでその書類も出して下さいとのこと。つまり、6.の替わりに7.として下記の書類も必要になりました。

  1. 使用許可証再交付申請書

再発行には手数料300円がかかります。申請そのものにも手数料が300円かかるので、計600円です。これも、定額小為替で用意しました。

1.の書類は、継承者や現在の管理者の氏名や住所、墓所番号などを記入していくのですが、6.の書類がないので墓所番号というのもわかりません。これも市役所の人に効いたら、空欄でよいとのこと。現在の管理者(つまり母)の名前から割り出せるそうです。

2.は誓約書なので、氏名や住所等をそのまま記入すればよし。これで、全部揃いました。これも速達で送付し、あとは新しい原本の到着を待つだけです。

まとめ

今回、外部から調達した書類は下記のとおりです。

  • 自分の住民票
  • 自分の戸籍謄本
  • 父母の除籍謄本と改製原戸籍謄本

かかった費用は下記のとおりです。

  • 自分の住民票300円
  • 自分の戸籍謄本300円
  • 父母の除籍謄本850円(定額小為替750円+為替手数料100円)
  • 父母の改製原戸籍謄本850円(定額小為替750円+為替手数料100円)
  • 名義変更申請手数料400円(定額小為替300円+為替手数料100円)
  • 原本再発行手数料400円(定額小為替300円+為替手数料100円)
  • 同意書送付切手代410円(82円×5)
  • 同意書返送切手代410円(82円×5)
  • 除籍謄本等請求書類送付費用420円(定形外140円+速達280円)
  • 除籍謄本等返送費用92円
  • 申請書類送付費用420円(定形外140円+速達280円)
  • 除籍謄本等返送費用120円

合計で4,972円です。結構かかりました。金額より、時間の方が負担としては大きかったのですけど。

為替手数料は、1枚につき100円なので、まとめれば安くできるのでは?と思いましたが、額面が決まっているので、たとえば750円2枚でも、1,000円+500円の2枚でも手数料は変わらないんですね。600円だと500円+100円でも300円×2枚でも同じです。

将来的には墓所そのものを見直さなければならないのでしょうが、それはそれで大変なことなので、ひとまずは名義変更で済ませました。この投稿が、同様の立場の方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
広告336*280
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。