ScanSnap Homeでスキャンできなくなってしまったときにやったこと

ScanSnap Homeを使い始めて半年以上が経過しました。MacBook Proで使っているのですが、ScanSnap ManagerがmacOS Mojaveに対応してくれないので、仕方ない感じで乗り換えたのです。

最初は問題なく使えていましたが(いろいろ不満はありますが)、あるタイミングで動作に一部支障が出だし、あるタイミングで完全にスキャンできなくなりました。

MacBook Proの乗り換えで動作に支障が出るようになる

6月に、MacBook Proを2013 Lateから2019 Midに乗り換えました。

この際、移行アシスタントを使い、ターゲットディスクモードを使ってデータとアプリと設定の移行を行いました。

その後、ScanSnap Homeを使ってスキャンすると、こんなエラーメッセージが赤い文字で出るようになりました。

プログラムの動作環境に異常があります。

しかし、警告を閉じてやれば、スキャンしたファイルは残っているので、それを別フォルダに移動してやれば目的は達せられたので、面倒だとは思いましたが騙し騙し使っていました。

そうです、ScanSnap Homeの管理機能は基本的に使いません。この手のツールは脇役であるべきで、すべてのドキュメントをいちアプリが管理しようなんて、おこがましいと思いませんか?

これは、ScanSnap Homeを削除して、再インストールしても状況は変わりませんでした(メーカーのサポート情報って、みんなこんな感じですよね)。気になったのは、ユーザーのドキュメントフォルダに、「ScanSnapHomeフォルダ」が2個できたことです。

これっておかしくね?と思って調べましたら、本来のフォルダ名はScanSnapHome.localizedで、これを国際化対応の機能を使って「ScanSnapHomeフォルダ」に見せていたのです。これとは別に「ScanSnapHomeフォルダ」という名前のフォルダが作られたらしく、見た目は一緒でも実体は別物、ということになったようです。

なので、名刺をスキャンすると.localizedが付いた「ScanSnapHomeフォルダ」に、普通のドキュメントをスキャンすると名前そのままの「ScanSnapHomeフォルダ」に保存されるというおかしなことになりました。

ScanSnap Homeのアップデートで完全に使えなくなる

そしてこの8月、ScanSnap Homeにアップデートがあるというので、問題が解決されるかも知れないと思い、けなげにアップデートを実施しました。すると、以前は警告が出るもののスキャンはできていたのに対して、起動してしばらくうんともすんとも言わない状態が続いたあと、エラーメッセージを出した後にアプリが終了してしまうという最悪の事態になりました。

予期しないエラーが発生しました(環境異常)。

これは困るな、うん、困る。何とかせねば。うん、何とかしよう。それにしても「環境異常」ってなんだよ。

ということでいろいろ調べた結果、下記の結論に落ち着きました。

~/Library/Application Support/PFU/ScanSnap Homeを削除する。

~はユーザーのホームなので、/Users/usernameなどに置き換えて下さい。削除が怖ければ名前変更でも良いと思います。

これを行ってScanSnap Homeを起動すると、すべてを忘れてしまったらしく、ScanSnapの設定を行うことを要求されたりしますが、ひととおりのことを済ませれば、もうエラーもなくスキャンができるようになります。これは気持ちいい。

ScanSnap Managerに戻してほしい

鳴り物入りで登場したScanSnap Homeですが、正直使い勝手は好みではありません。このへんは好みの部分もあると思うので深追いしませんが、CardMinderで両面管理できた名刺もそれができなくなり、しかも普通ののドキュメントと同時に表示されるので、管理がごっちゃになります。

Finderで移動したドキュメントはサムネールだけが残るので、それをいちいち削除する必要もあります。もしかしたら設定で使いやすくできるのかも知れませんが、ひととおり見た限りではそのようなものはありませんでした。

職場ではWindows 7なのでScanSnap Managerを使っていますが、余計なことをしないので直感的でありがたいです。まぁ無理だとは思っていますが、MojaveでもCatalinaでもScanSnap Managerが使えたらな、と思う次第です。

 

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