横浜市長選挙と給食問題

去る25日は横浜市長選挙の日でした。公示前から盛り上がらないことが予想されていましたが、案の定盛り上がらず。投票率も史上最低の29.8%とかで、有権者の1/3も投票していないということですね。

まぁ現職が自公民推薦で、あと一人が共産、もう一人は「え?いたの?」「2人じゃなかったの?」というくらいですから、むべなるかなです(失礼ですね、すいません)。

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横浜市には問題が山積みなのに、この関心の低さはどうかと思うのですが、ヨコハマが政令指定都市といいながら東京に近すぎて、独立した都市圏を構築しているというよりは東京のベッドタウン、衛星都市化していることもあるのでしょう。

争点もはっきりしない選挙だったのですが、対抗の共産党候補は、中学校の全面給食を政策に挙げていました。横浜市では中学校の給食はなくてお弁当です。千葉県在住だった私の中学生時代もそうであったので違和感はないのですが、共働き世帯の多い現在の横浜市では、毎朝のお弁当作りは負担なようで、中学校での全面給食を望む声が大きいのは事実です。

聞けば、ある問題によって、声は上がっても実現に至らないとか。それは、「どの中学校からはじめるか?」だそうです。学校によって差が出れば不公平、かといって全部を一辺にでは大変、そういうことのようです。まぁ3年しかない中学校時代で、せっかく学校給食が始まってもそのころには卒業していた、ではちょっと悲しいです。でも、そんなことをいっていたら、いつまで経っても始まりませんが。

一括のサービスを期待したり、個別のきめ細かなサービスを期待したりと、応える行政側も大変と思いますが、間違ってもモンスター的な要望だけは控えないと、始まるものも始まらない、と思った選挙でした。

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