携帯電話のデータを管理?

携帯電話も買い換えたことで、データ通信用のケーブルを揃えようとばかりに、ついでだからデータのバックアップや編集もできるようにしてしまえと、携帯電話用のデータ管理ソフトを購入することにした。実は、この手のソフトはかなり前に仕事でタッチした「ケータイエディ」しか知らない(このソフトは今でもあるのかな?)。ネットで評価記事を見たりして比較検討し、購入したのはJungleという会社の「携帯マスター16」である。

携帯マスター 16 FOMA用充電ケーブル付き今時珍しいと言ってはなんだか、なかなかどうして立派なパッケージだ。

ほかには、ソースネクスト、トリスターなどから出ているが、あまり安いソフトは信用できないという経験則から、高いものにした(なんたること)。だってさ、機能とかよく見ても、よくわからないし、果たして同じ機能のことを指して「できる」「できない」と言っているのか、それすらもわからないし。Jungleという会社のソフトを使うのも初めてだし、何事もチャレンジと思った次第である(結局比較検討の材料にしたいという人には役に立たないのね)。

常々思うのだが、なぜにこのように商品構成が複雑なのであろうか?「携帯マスター16」には、[01]~[12]までの12種類のパッケージがあり、それぞれ微妙に異なっている。ただし基本的には、それぞれのキャリアに対応した携帯電話に接続するケーブルの種類の差であり、所有している携帯電話の種類に合わせて選択すればよいようだ。

今回、SH901iSというFOMA機に買い換えたので、FOMA用のUSBケーブルが付属した[03]を購入すればよさそうだ。だがちょっと待て、今まで使っていたのはmovaであるので、PDCケーブルも付いているもの[07]の方がよさそうだ。しかしもっと待てよ、携帯電話をつないだときに充電もできれば便利だということで、この場合には充電対応のFOMAケーブルの付いた[10]がよいということになる。これにPDCケーブルの付いたものがあればいいのだが、残念ながらそういうものはないようだ。複数のケーブルが付属しているものは、充電対応ではないようだ。

ケーブルはあとで揃えられるので(チト高いが)、とりあえず充電対応のFOMAケーブルの付いた[10]を購入することにする。Amazonなら3割引だ。

ソフトのインストールは簡単だ。CD-ROMをセットするとメニュー画面が出てくるので、「携帯マスター16のインストール」を選べば、あとはいつもどおりの作業となる。いったんPCの再起動になるので注意。

この後、携帯電話用のドライバをインストールする必要があるのだが、携帯電話に付属しているドライバをインストールしてあれば、この作業は不要とある。なので、SH901iSに付属していたCD-ROMから、ドライバをインストールしてしまうことにする(最近は、携帯電話にもCD-ROMかなんかが付く時代になったのだなぁ、としみじみ)。

携帯電話用ドライバのインストールに際しては、「携帯マスター16」に付属していたケーブルでSH901iSとPCをつなぐ。すると、PC側でウイザードが起動するので、CD-ROM(SH901iSに付属していたもの)をセットし、取扱説明書に沿ってインストールを行う。ドライバのインストールに際しては、きちんと取扱説明書を見ながら行おう。4つもドライバをインストールするので、ひとつひとつ確認しながら行った方がよい。

この段階で、「携帯マスター16」は使えるようになる。起動時に、ライセンスナンバーなどを入力させられるので、付属の紙に印字してあるものを入力する。この後、自動で携帯電話の機種を認識し、暗証番号をセットするなど、必要な設定を行えるようになる。

細かな機能はおいおい試していくことにして、まずはバックアップを試してみよう。以下のトップメニューで、「バックアップ」を選ぶ。

keitaimaster_01 クリックすれば拡大します。

すると、バックアップのウィンドウが開くので、ここで機種などを確認し、「バックアップする項目」には「すべて」を選択したままで、「バックアップの開始」をクリックする。携帯電話との接続が開始され、データの転送が始まる。

keitaimaster_02 クリックすれば拡大します。

バックアップには、思ったより時間がかかるなという印象だ。バックアップされたデータは、「マイドキュメント」下に「KeitaiCommunicator」というフォルダが作成され、その下に格納される。よく見ると、これとは別に「携帯マスター」というフォルダもある。どうして2つも?と思うが、この手のソフトにはよくあることなので、気にしない、気にしない。

このほかの機能については、おいおい見ていくことにしよう。

ちなみに、このシリーズには「Smart」というものもあり、ケーブルなし、バックアップ機能のみ、といたってシンプルである。当然価格も安いので、ケーブルを別に購入する気があれば、こっちでもいいかもしれない。個人的には、「携帯マスター16」にごちゃごちゃついている機能は、もしかしたら一生使わないのでは?などと思っているくらいだから(だったら買うなよ)、こっちの方がいいかも?

さらにさらに、「携帯マスター16」にはDVDの地図ソフトが付いてくる。地図ソフトというのは一時期流行ったが、Yahoo!をはじめ各種ポータルサイトで簡単に地図機能が利用できる以上、以前のような有用性は低下したかのように思われる。車に乗ればカーナビが使えるし、携帯電話でも地図が利用できる。果たして、どのように役に立つのか?こればっかりは試してみないとわからないが、もうお腹いっぱいなのでそれははるか未来のことになると思われるのである。

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