auのCDMA 1X WINを契約する(検討編)

WILLCOMを解約してしまったことは、12日の記事に書いてみた。スッキリしたとはいえモバイル通信ができなくなってしまうのは不便なので、替わりのモバイル通信サービスへの加入を検討した。もともと、WILLCOM以外に定額で利用できるモバイル通信サービスを各社が始めたことも、WILLCOMの解約動機になったのだ。今回は、契約先の検討経過についてまとめてみたい。

定額通信を提供しているキャリアは、WILLCOMを除けば、携帯キャリア2社(DoCoMo、au)、それにイー・モバイルに選択肢は限られる。それぞれの提供するサービスの内容は異なるので、何を重視するかで、絞っていくことになる。

リンク: FOMAとパソコンでデータ通信 | サービス・機能 | NTTドコモ
リンク: KDDI au: モバイル通信
リンク: イー・モバイル公式サイト

私が重視したいのは、以下のポイントだ。

  • サービスエリア
  • 通信速度
  • 料金

サービスエリアについては、携帯キャリアである二社が申し分ない。よほどの僻地に行かない限り、十分に使えるようだ。地下駅や地下街のサポート状況も、携帯キャリアは強力である。その点、イー・モバイルは新興であることもあり、サービスエリアは東名阪地区を中心に限られるようだ。私のように、田舎にも出向く場合には、サービスエリア外になる可能性が高い。

通信速度については、さすがに新しいイー・モバイルが最速である。下り7.2Mbpsというのは、DoCoMo、auの2倍になる。DoCoMoとauは、最新の端末を使うと下り3.6Mbpsが最速になる。ただしこれらも微妙で、最高速度がサポートされるエリアは限定され、外れるとその半分などに減ってしまうことにも注意したい。また、DoCoMoとauでは、最新の高速通信対応の端末を使わないと、やはり最高速での通信はできない(新規に端末を購入するなら問題ない)。

料金だが、これも似たり寄ったりで、各社の料金体系が複雑で今ひとつ比較しにくいのだが、料金は大きく3つのカテゴリに分かれていると言ってよい。

  • 基本料金
  • 通信料金
  • プロバイダ料金

フルに定額を満喫できるコースを選ぶと、各社ともに5,000円から1万円の間ほどになる。最も安価なのがイー・モバイル、次がau、最も高価になるのがDoCoMoだ。イー・モバイルではプロバイダ料金も含まれており、別途プロバイダと契約する手間が省ける。DoCoMoではmopera、auではau one netに別途契約が必要であり、料金が月額数百円かかる。プロバイダ料金は、意外な盲点となる。既存のプロバイダ(ニフティ、BIGLOBEなど)でも利用できるが、料金は従量制であることが多く、はっきり言って高価である。迷わず、キャリアのプロバイダを契約するしかない(とういうようになってしまうのだ)。

ここまで見ると、DoCoMoかauか、といった感じだが、実はDoCoMoではインターネットへの接続に一種のプロキシが必要だと言うことに注意する必要がある。DoCoMoでは、「定額データプラン接続ソフト」というのをインストールし、そのソフト経由でしかインターネットに接続できないのだ。このソフトは、動画などへのリクエストを遮断する役割を持つ。つまり、データ量の大きくなりそうなサービスへの接続は、水際で排除するのだ。実際に動画などをモバイルで見るわけでもないが、こういったものは感覚的に不快なので、その時点で検討から外れてしまう。

というわけで、auになってしまうのだ。奇しくも、W05Kという高速通信が可能なモデムカードが発売されたばかりだ。で、契約に赴くのだが、あのよくわからない料金プランは、いつか何とかして欲しいものだ。要するに、端末料金を月々の支払いに含めるか、端末は別に購入し月々の支払いは通信料のみにするか、といった差だ。はっきり言って、端末は高い。だが、分割にすれば割高になるし、上限は決まっているらしく、差額は契約時に支払わなくてはならない。さらに、分割にした場合、解約すればペナルティも取られる。このへんは相変わらずだが、今回はあえて分割にしてみた。最初のうちは割引だ何だとさらによく料金がわからないのだが、自分で購入した端末の料金はきちっと自分で払うという体系は、以前に比べればスッキリしてるような気がする。

というわけで、契約と端末購入を済ませた。次回は実践編だ。

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