Vista快適化計画(1)

Windows 7がもしかしたら今年の後半にリリースされてしまうかも?まぁ、Windows 7に過剰な期待を抱くのはそこそこにして、とにかく今はWindows Vistaを使い続けなければならない。それにしても、メモリのバカ食いを始め、過剰なディスクアクセスなどを解決して、もっと快適に使うことはできないものか。そういうわけで、いろいろなところからつまみ食いのようにして、一部は自分なりのアプローチで、Windows Vista快適化計画を進めてみるのであった。今さらといったネタではあるが。

Vista_performance_option_01

第1回は、画面周りを軽くしよう、だ。Windows Vistaには画面描画によく知られたWindows Aeroという仕組みが使用されている。Aeroでは、画面描画を従来のGDIという仕組みではなく、DirectXすなわちGPU(グラフィクスコントローラなどともいう)を使って行うのが特徴だ。メリットは、画面描画にCPUが極力関わらないこと。つまり、CPUの負担を軽くして、画面描画が行えて、しかもウィンドウの縁に影を付けたり、ボタン上にマウスカーソルを持って行った際に周囲をぼかしたりといった視覚効果が楽しめる。どうせWindows Vistaを使うなら、こういったものは利用したいものだ。

ちなみに私のレッツノート(CF-Y7A)では、Aeroをフルに使っていると、ときおりブルーバックになる。これは購入初期から悩まされた症状だが、今でも不意打ちで出るので、Windows AeroではなくWindows Vista Basicというモードで使っている。これは、見た目の違うWindows XPといった感じのもので、画面表示は従来のGDIだ。

ただし、Aeroを使うからと何でもCPUの負担にならないわけではない。Windows Vistaのゴージャスな視覚効果のすべてを有効にしていると、非力なマシンではけっこうかったるい。Aeroの基本部分だけ活かすことにして、あとは余計なものを取ってしまうことを考えた。そこで見つけたのがこの記事。いろいろ参考になるが、まずはこれだ。

リンク: Vistaの動作を高速化1 “太ったVista”をすっきりスリムに! :Windows Vistaは「初期設定」で使うな!

このページの主旨は、壁紙をシンプルに、Aeroが使える場合には視覚効果などをシンプルに、Aeroが使えない場合(PCの性能が低いなど)にはAeroを切ってしまう、といったものだ。私は2番目の視覚効果をシンプルに、に着目した。書かれているとおり、「パフォーマンスオプション」の「視覚効果」のページで、「ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する」「スクリーンフォントの縁をなめらかにする」「デスクトップコンポジションを有効にする」以外をすべてオフにしてしまう(デフォルトはすべてオン)。

するとどうしたことか、すごく軽くなる。もちろん、透明度が設定できないからサイドバーのバックが透けないし、ウィンドウのタイトルバーも透けない。だがメニューなどの表示はスムースだし、ウィンドウに影がついたり確かにAeroなのだが、今までのもたつき感がウソのようだ。CF-Y7A程度の少し非力なマシンでは効果大のようだ。

また、Aeroを有効にしていても、ブルーバックになるということも今のところない。実は、この恩恵の方が大きいのではないか?今まで、Aeroにしたいなぁ、と思いながらもブルーバックの恐怖からそうしていなかったことに比べれば、ありがたい話だ。

ちなみに私は、「アイコンのかわりに縮小版を使用する」を有効にしている。写真を多く扱ったりするので、アイコンだけしか出ないとすごく不便なのだ。もちろん、負荷はこれによってけっこうかかる。だが、あまり極端に走らず、自分にとって必要な設定を少しずつ見定めていくのがいいのだろう、と思う。

たったこれだけのことを書くのにこの長文が、このブログの醍醐味だ。次は、とっても遅い起動を何とかしてみようと思った。

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