【B級グルメ探検隊】新進の牛丼チェーン「東京チカラめし」が大入りの理由

毎日を忙しく過ごしてしている編集者としては、昼食を牛丼チェーンなどで手早く済ませることがよくあります。特に最近は、280円とかで味噌汁付き、などと非常に安く上がるのも助かります。近くにあの店ができるまでは、M屋やY家などを使っていました。そう、あの店ができるまでは。

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先月末なのですが、勤務先の近くに「東京チカラめし」という牛丼チェーンのお店ができたので、さっそく行ってみたわけです。とはいえオープン直後は非常に混んでいたので、しばらく経って落ち着いたころに足を運んでみたのは言うまでもありません。

実はこの牛丼チェーン、正月に何かのTV番組で見た「東京都内の牛丼チェーンを5つ挙げよ」の5つめに入っていたので気になっていたわけです。私としては、Y家、M屋、S家、Nうの次は、とうぜん「牛丼サンボ」だろうと思っていたからです。

ところが意に反して、「東京チカラめし」という知らない名前。そのインパクトのある名前からして、いつかは食ってやろうと心に決めていたのでした。

ところで看板にある「焼き牛丼」とは何だろう?普通、牛丼と言えば牛肉とタマネギを甘辛く煮て、それをご飯にぶっかけて食うものですが、それを焼いているのでしょうか?気になります。

正体はすぐにわかりました。280円の焼き牛丼(味噌汁付き。安い!)を見ると、何と焼肉丼ではないですか。ただし、普通の焼肉と違い、甘辛いタレで味が付けてある、まさしく牛丼という感じ。これは一枚取られました。

普通の牛丼チェーンでは紅ショウガですが、ここはガリです。脂っこい肉に、このガリがよく合います。お冷やはレモン入り。

脂が結構きついので、私みたいな年寄りには正直何度も食べる気にはならないのですが、最近晩ご飯をほとんど食べないことにしている私には、昼ご飯はがっつりというのがパターンになってまして、そういうときに安く満足するこういうお店の存在はありがたいです。

牛焼肉定食だと480円でワンコイン未満ですが、それでご飯、味噌汁、野菜サラダ、そして焼肉がモヤシとキャベツを下に敷いて鉄板に載ってやってきます。正直、食べ過ぎかという気もします。

さて本題ですが、このお店、お昼時なら当たり前ですが、午後の遅い時間に行っても、夜に行っても、いつもお客の入りがよいのです。周辺のお蕎麦屋やカレー店ではいつもどおりですから、そっちのお客が流れているわけでもないでしょうが、とにかくコンスタントにお客が入ります。

たいていの牛丼店は、時間帯を外すとかなり空いているものですが、ここはいつも人がいる、その理由を考えてみました。おそらく、値段のせいもあるのでしょうが、やっぱり「肉を食べた!」感にさせてくれるのは大きいと思いました。最近の牛丼チェーンは、価格を下げるためかどうも盛が軽いような気がしていたのです。

たくさん食べたければ、大盛りか特盛にしてね、ということでしょうが、それだと安さのメリットが少しスポイルされてしまうワケなのですよね。しかしここでは、普通でもたっぷり肉(脂っ気が多いせいもあるかも)、しかもうっかりダブル焼肉定食など頼んでしまえば、もう1ヶ月は肉はいいや的状態になるのは間違いありません。

私などは、基本的にご飯を食べたい派なので、肉よりご飯が欲しいよ!と思うのですが、世の多くを占める「肉食系男子」にはこういうお店はありがたいのでしょう(ちなみに女性の比率はすごい低いです)。

個人的には、これで採算が合うのかしら?と思うのですが、合うのでしょうね。野菜サラダにはキャベツの柔らかい部分を使い、真の部分は焼肉の下敷きにする、など端から端まで使う工夫に満ちあふれているようです。

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