「男の肉体強化計画」なんてのを読んでいると、「この人、いい歳こいて筋肉付けて、何を考えているのかしら?}などと思われそうで少々恥ずかしいのだが、実に有用なことが書いてあるので、簡単に抜粋してみることにした。メタボ何とか(これもすごく胡散臭いのだが)のために、体脂肪を下げて筋肉量を増やすのは基礎代謝を上げるためにも有効だし、基礎体力を付けるのにも効果的だ。何しろ、体重計の目盛りが減ったり(デジタルではこれはないが)、ベルトの穴がひとつずれたり、同じTシャツでも袖がきつくなったりと、ひとつひとつの変化がうれしいこともある。
参考リンク:男の肉体強化計画!
ひとつ、筋肉は壊し、再生する過程で強化されるということらしい。つまり、大きな負荷をかけて筋肉組織を破壊し(これが筋肉痛となって現れる)、これが回復される際にそれまでより量的に筋肉が強化されるということだ。なので、楽々と負荷のかからないトレーニングをいくら続けていても、筋肉は強化されないことになる。多少苦しくても、限界を試すようなトレーニングが必要だということだ。低負荷を数こなすよりは、「もうダメ~」というようなのを限界まで数少なくともこなすのがいいようだ。これも程度問題かも知れないが。
これに関連して、トレーニングには休みが重要らしい。上記のとおり筋組織が破壊されると、それを回復させるために時間がかかる。なので、連続したトレーニングは却って筋肉にはマイナスで、回復のためのインターバルを置くのが重要らしい。つい張り切って連続でこなそうとしてしまうが、これはできあがったカサブタを何度も剥がすことになり、一向によくならないということだ。何事も頑張りすぎは毒なのである。
あと、脳のエネルギー源と筋肉の関係にも触れている。脳のエネルギー源がブドウ糖のみであるのはよく知られているが、血中ブドウ糖濃度が低下してくると、脳は筋組織を分解して糖分を捻出するような指令を出すらしい。とすると、空腹のままデスクワークなどで脳みそを活用していると、いつの間にか筋肉が消費されているということだ。今まで、こんなことは日常茶飯事であったが、それが筋肉の弱体化を招いていたとは恐れ入る。これからは、腹が減ったら即座に食事ということにしなければなるまい。
これに関連して、体というのは糖分を消費しないと、脂肪の燃焼に移行しないということがあるらしい。つまり、炭水化物をたくさんとって糖分が潤沢にある状態では、いくら有酸素運動を続けても、脂肪はいっこうに減らないということだ。ということは、有酸素運動は空腹時に行った方がいいということか?それだと上記のように脳が栄養不足に陥る可能性があるので、要は適度な糖分の摂取、ということなのだろう。よく言われる、腹八分目で高タンパク、低脂肪、低糖質の食事が重要と言うことらしい。
まぁ、普通に社会生活を送っていて、こんなことを常に実行するのはそれはそれでたいへんなことだとは思うが、100%でなくとも意識的に心掛けるのは有効だろう。私にとっての最大の障壁は、低糖質ということだろうが、ご飯好き、麺類好きにはかなりつらいことなのである。
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