オヤジのiPhone、1日飛ばして14回目です。今回は、ちょっと違った方向性で。このiPhone 4、発売された当初、いろいろな問題点が指摘されました。その最たるものは、「アンテナ問題」でしょう。iPhone 4を左手で握ると、3G回線の送受信感度が著しく低下するというものです。
冒頭の写真を見て下さい。ボディサイドのボトムに近いあたりに、スリット(溝)があります。どうやら、ここをショートしてしまうと、アンテナとグラウンドがつながって、送受信感度が低下する、と言われてきました。果たしてそうなのでしょうか?そんなバカな設計をするとはとても思えませんが…。
それはそうと、この記事は読んでおいた方がよいでしょう。iPhone 4を分解して、この謎に迫る記事です。
[iPhone 4分解その1]まずはiPhone 4を入手 – 「iPhone 4」を分解!:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100706/349975/
この記事によると、確かに送受信感度は低下した、とあります。ですが、問題のスリットはただの飾りで、フレーム全体がグラウンドだった、とあります。すると、何が原因で送受信感度が低下しているのでしょうか?
結論から言うと、3Gユニットがちょうど握るあたりにあり、それで干渉しているのでは、とあります。書いているとおり、全体がほぼグラウンドなので、そこに人体が直接触れることで干渉するのでしょう。
では、実際のところ、どうなのでしょうか?ハードケースを外し、むき出しの状態(こっちの方がカッコよいな、やはり)にします。まずは握らずにアンテナが何本立っているかを観察します。
我が家では、アンテナが5本立っています。以前はダメダメだったので、基地局が強化されたのでしょうか?さて、ここで握ってみます。
あらら、3本まで下がってしまいました。ですが、上記の記事にあるように、0にまではなりません。むしろ、5本と4本でふらふらしており、タマに3本まで落ちる、という感じです。いずれにしろ、不安定な状態には変わりないようです。
この手の問題は、ハードケースを付けると起きません。これはつまり、ハードケースが絶縁体の役割を果たすからでしょう。Appleから無償で入手できるbumper(ソフトケースのようなもの?)を付けても、起きないようです。
ということで、私にとってはさほど大きな問題ではない、ということになりました。むしろ、質感とか、そういったものを楽しみたい、という感じがしますね。タッチスクリーンに象徴されるソフトな使い心地とは別に、サイドにあるボリュームボタンの妙にメカニカルな作りとか、好感が持てます。上記の分解記事によれば、こういったところをしっかり作り込んであるとか。
もう少し、使用レポートを続けていきましょうか。
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