私の愛用するMacBook Pro(2011 Early)には、グラフィックコントローラが2系統搭載されています。ひとつは、チップセット内蔵の統合グラフィクスIntel HD Grphics 3000(512MB)。もうひとつは、独立したGPUのAMD Radeon HD 6750M(1GB)。
高性能だが消費電力の大きな後者と、パフォーマンスはそこそこだが消費電力の抑えられる前者を、切り替えながら使えるようになっているのです。
しかし、「今はどっちが使われているのだろうか?」「どっちかを強制的に使うことはできないのだろうか?」という疑問が湧きました。
[システム環境設定]の[省エネルギー]に、[グラフィックスの自動切り替え]という項目があります。これにチェックを入れておくと(デフォルト)、状況に応じてグラフィックコントローラを自動で切り替えるようになるようです(冒頭の画面)。
で、このチェックを外すと、高性能グラフィクス、すなわちRadeonの方が固定で使われるようになります。
内蔵グラフィクスを強制的に使わせることはできないんだな、と思って調べていましたら、案の定、そういうアプリがありました。gfxCardStatusです。このアプリを使うと、切り替えと確認が同時にできます。
App Storeでは入手できないので、下記から入手して下さい。OS X 10.6以降だそうです。残念ながら日本語には対応していません。
インストールは、解凍した.appをアプリケーションフォルダに入れるだけです。インストールを済ませたら、さっそく起動してみましょう。起動すれば、メニューバーにアイコンが出て、どっちのグラフィクスが使われているのかわかります。
内蔵(integrated)。
独立(discrete)。
このアイコンをクリックするとメニューが出ますので、ここで切り替えができます。内蔵(Integrated Only)、独立(Discrete Only)、自動(Dynamic Switching)です。切り替えが起きると、OS Xの通知機能を使って通知されます。
自動切り替えは、外部ディスプレイをつなげたときとかに起きるようですが、確かめていません。グラフィックに高い負荷をかけるような処理は思いつかないので、試すこともできません。う~ん、残念。
ちなみに、自動切り替えのまま放置すれば、ずっと内蔵グラフィクスのような気がします。
どっちのグラフィクスが使われているかは、Apppleメニューの[このMacについて]から[詳しい情報]でも見ることができます。
ちなみに、普通に使っていればどっちでも大差ありません(ように見える)。んじゃ、独立グラフィクスの恩恵は、3Dゲームでもやるしかないの?ちょっと悲しいかも…。
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