Office 2007のファイルを分解する

仕事の関係で出向いた写真家の方から、面白いことを伺った。もしかして、当たり前の話で、周知の話なのかもしれないが、私自身はビックリしたので、書いてしまうことにした。それは、Office 2007のファイル、たとえばWord 2007のファイル、Excel 2007のファイルの拡張子を「.zip」に変換すると、何とそのまま解凍できてしまうと言うものだ。

拡張子「.zip」とは、ご存じ圧縮ファイルのものである。え~まさかと思ったのだが、実際にやってみると、あ~ら不思議、解凍できる(もちろん.zipを解凍できるものがインストールされていることが必要)。もしOffice 2007をお持ちだったら、手持ちの.docxとか.xlsxとかをリネームして、解凍してみて欲しい。エラーにもならずに解凍できる。

これの意味することは、Office 2007のファイルは「Zip」形式のファイルだということである。圧縮効率が高いとは聞いていたが、こういうことだったとは…。で、こういったことが我々に何の役に立つかというと、画像ファイルや文書、シートのXMLファイルが、そのまま入手できるということである。試しに、Wordファイルを作り、そこに画像を置いてみる。それをそのまま保存し、拡張子を「.zip」に変更し、解凍する。すると、「word」や「xl」というフォルダの下に、「media」というフォルダができ、そこに画像ファイルなどが置かれているのだ。

え~と、これが何の役に立つのかなぁ?とか思ったあなたは正常で、私が特殊だ。受け取った原稿中の画像をどうしたものかと思っていたが、これなら一発で取り出せる。何ともマニアックな仕様なのであった。

ちなみに、Wordなどに貼り付けた画像は、勝手に加工されてしまうので、そのままのものを取り出せることにはならないようだ。しかも、かなり複雑怪奇なことになっているので、このあたりのことはまた機会があれば書こうかな?とか思っている。

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